ランナーの皆さま、こんばんは。トレイルランガイドの安藤大です。
・足の裏が痛い!足底筋膜はなぜ起きる?
人の足の裏には“足底筋膜”と呼ばれる、膜のように薄い腱が、かかとの骨から足指の付け根まで張っています。
丈夫な足底筋膜も長距離ランニングやトレイルランニングなどで繰り返される着地の衝撃により、炎症が起こり、それが痛みの原因となります。とりわけ40代以降のランナーやへん平足の方に起こりやすいと言われています。
予防には?
上記は調べればすぐ出てくるような話ですが、ここからは私の経験談です。現在年間365日土日祝、平日もロードを走り、その大半をアシックスターサーのような200g程度の軽量シューズで走っています。ですが一度も足底筋膜炎には悩まされたことはありません。
気をつけていることを振り返ってみると…
1バタバタと走らず、柔らかく地面に着地する
2無駄にジャンプしたりして、足に必要以上に負担をかけたない
3ゴロゴロした岩や根はなるべく避ける
4ラン後は温泉や自宅で必ず足をアイシングし、足裏をマッサージする
特にこんながれ場では足裏に刺激を与えすぎないよう、石は普段からなるべく避けるようにしています。
最近ソールの薄いトレイルランニングシューズも販売されていますが、必要以上にソールの薄いシューズで足底筋膜に負担をかけないよう、初級者はソールがしっかりしていて、一番は自分の足のサイズに合う靴を選びましょう。かの”皇帝”こと、金メダリストのハイレ選手もこう話しています。「必要以上にソールの薄いシューズを好む人がいるようだが、私はほどほどを好む。」
エチオピアやケニアの選手が足底筋膜に悩んでいるといった話やララムリ族が悩んでいるといった話はあまり耳にしたことがありません。突き詰めていくと、やはり走り方や接地の仕方ではないかと考えます。