トレイルランナーズ大阪の安藤大です。今日は、第2回清掃登山トレッキングで京都の北山へ行ってきました。目的は、「日ごろ遊ばせてもらっている山に感謝の気持ちをこめ」「環境意識の向上」。
北山エリア（貴船山から鞍馬周辺）を清掃。京都一周トレイルのコースは京都山岳連盟様により年に一度大清掃され、ボランティアさんらの手によっても定期的に清掃されていることから。
二ノ瀬駅をスタート！ひんやり。山歩きにぴったり。予報どおり曇りが続く。走りではなく歩きで、最大標高は800m。気温10℃台なので、みんな高機能ジャケットを羽織ってばっちり。半年ぶりの方や「月に一度山歩きを楽しむ程度」というラン経験のない女性の方もご参加下さいました。（登山靴にも関わらず、下り速かった！）
苔好きとしては触らずにはいられません。
今まさに行われている、京都一周トレイルラン大会のルートを逆清掃（大会のコース変更なのか、偶然重なりました。）「ここの林道長く、しかもガレガレ。下り急だなぁ。」アドバイス時すでに遅し。皆さま、レース中。がんばって。
京都の北山最高！騒音一つない、静かな山歩き。誰一人にも会いませんでした。
アドベンチャーレース？
ぜ…絶対にゴミは持ち帰るぜ。ここまで必死にゴミを守り抜いたのははじめて。
【行動時間】
約5時間、15.8km。累積標高1,600m。走れば中級レベル。北山は歩きごたえあります。途中、小走りで下りトレイルランも楽しみました。
【京都トレイルのゴミ回収について】
京都は、六甲山のように指定の大型ゴミ箱がありません。あらかじめ申請書を役所に提出し、こちらがゴミを捨てた場所（車が通行でき、周辺住民に同意を得た場所もしくは迷惑とならない場所）まで回収しに来てもらいます。
【ゴミ報告】
スタートからゴールまでゴミ捨て不可のため、みんなのゴミが一杯になった時点で下山。
全体的に非常に綺麗。飴や弁当ゴミ、空き缶が中心で大型ゴミなし。大変残念だったのは、休憩ポイントや「見晴らしよし」の場所へ向かうと宴会をしたと思われる、大量のゴミが見つかったこと。空き缶を潰して幾つも地中に埋めてあり、明らかに故意。マナー以前の問題。悲しくなる。
先日NHKでララムリ族の特集をやっていた。「彼らの走りの強さの秘密は、毎日20kgの水を担いで山を登る」と。我々もその身で体験。４、５kgのゴミを担いで、確かにいい体幹トレーニング。重いゴミを持っていると、上下動のあるロスの多い走り方や下りで下手にジャンプすればバランスを崩すため、自然と流れるような走りになります。
京都一周トレイルランに出場された皆さまはスズメバチの影響によるストップ、迂回により距離が37kmに伸び、ランナーも主催者も大変だったよう。ナイスファイト！
