トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

やってはいけないストレッチ (青春新書インテリジェンス)

「トレイルランニングで筋肉痛が起きやすいと感じているなら、
 原因の一つは柔軟性不足かもしれませんね。」

・「私は体が硬いけど、まあいいか。」がいちばん危険

本日の一冊は、『やってはいけないストレッチ 』。ベストセラー「やってはいけない筋トレ」の著者、 坂詰真二氏による最新刊。巷に溢れる、「○○メソッド」を提唱する本ではありません。売り文句のためか、仰々しいタイトルになっていますが、中身は「知っておきたいストレッチの効能」至極まっとうな内容です。「歳をとって体が固くなって..」という方に対し、著者は、

「筋肉を形成する筋繊維自体は、運動不足や加齢によってそれほど硬くなるものではありません。」
「何歳になっても体は柔らかくできます。」


と説きます。

「柔軟性は、ストレッチをやった瞬間から向上しています。」
「週に1回継続すればその柔軟性を維持することができます。」

納得。トレイルランナーズ大阪のトレイルランイベントで、3つのストレッチを行っていますが、週に1回、あるいは週に2度のような高い頻度で参加されている方は初参加の時と比べて、目に見えて柔軟性が向上しています。

私はランニング前にストレッチをしませんが、これまでに一度もケガや不調はありません。
私はトレイルランニングでは、動きのあるストレッチを取り入れています。
私はトレイルランニングの柔軟性で大切なのは、特に股関節。

その答えがここにあります。今一度正しいストレッチ知識を学びたい方にはおすすめです。

◆Amazon.co.jp内容紹介
「ストレッチをしているけど、本当に効いているのかわからない」「続けているのに、全然カラダが柔らかくならない」「いろんなやり方があって、どれが正解かわからない」。本書はそんな悩みに答えながら、もっとも効果的なストレッチの方法を解説。これから始める人も、すでに始めている人も役立つ、確実に成果を出すストレッチ本の決定版。 

◆本著より
・筋肉を伸ばすには、筋肉が脱力していることが第一の条件です。

・寝起きは最も体温が低いため、最もストレッチには不向きです。

・ストレッチは朝イチであなく、体温の高い日中に行う。

・反動をつけずに静止するのもストレッチなら、反動をともなって行うのもストレッチ。どちらも正しく、大切なのはそれぞれの特性を知って使い分けをすること。

・柔軟性は、何歳になってからでも獲得できるのです。
食べる量が多かったり、四六時中食べていると、血糖値が常に高い状態になります。この糖分は身体のエネルギーになる大変重要な栄養素ですが、多すぎると体のさまざまな組織、器官、細胞と結びついて、その機能を鈍らせる「糖化」という現象が起きます。糖化は筋肉にも起こり、筋肉内や筋肉の膜などのコラーゲンを硬くし、筋肉の柔軟性を奪ってしまうのです。

・「筋肉がどれだけ強い力を発揮できるかという筋力」と「筋肉がどれだけ伸長することができるかという柔軟性」はまったく別物です。

・階段を上がるためにはお尻やももの筋力も大切ですが、股関節の柔軟性も大きく関わっています。

・股関節回りの筋肉の柔軟性が失われると、膝を高く上げることができず、階段を上がるのが難しくなります。

・柔軟性が高いと、長期間の弱い刺激が原因で起こるスポーツ傷害にもかかりにくくなります。