ランナーの皆さま、こんにちは!トレイルランガイドの安藤大です。

・トレイルランニングにおける風速の目安

一つの"目安"としてご紹介します。

10~15m/s 鯉のぼりや高速道路の吹き流しが水平になっている状態。
15~20m/s 向かい風でまともに歩けず、木の小枝が折れたりする状態。


私が2月に出場した『IZU TRAIL Journey 第一回 伊豆松崎・修善寺間山岳競争大会』では、事前の注意アナウンスどおり、標高1,000m付近でこの15~20m/s風に遭遇しました。木はみしみしと魔物のように呻き、まともにまっすぐは走れない状態でした。下界は20℃近い気温でしたが、山頂付近は一桁の世界。ちなみに風速20m/sにもなると、ロープウェイも止まります。つまり、下山方法も限られるわけです。

・そんな強風の中でどのように走ったのですか?
向かい風では歩き、追い風では走るようにして、体力の消耗を最小限に抑えました。「トレイルランニングは自然を相手としたスポーツ」ということまざまざと思い知らされた瞬間です。