ランナーの皆さま、こんにちは!トレイルランガイドの安藤大です。

・山岳保険に入っていますか?

生命保険や自賠責保険に加入している方は多いと思います。
特に一家の主ともなれば複数加入されている方もいるでしょう。

山で転倒してケガで帰ってきても、
捻挫や切り傷程度なら病院に通院すれば済みます。
ですが万が一滑落したり、骨折したりしたらどうでしょうか。

先日、六甲山で遭難者救助ヘリを見ました。

おそらく位置からして、六甲山の地獄谷周辺。
あの辺りは沢登りなどの危険箇所もあり、
地図読みが必要とされる地域です。

おそらくは沢からすべり落ちて動けなくなったのか、
道に迷って、ヘリを呼んだのかどちらかでしょう。
六甲山は場所によって比較的携帯電話が通じますが、
これが圏外の場所であったならどうだったでしょうか。

ガイドブックにも掲載されているようなメジャーな山で
道迷いする人は、考えごとをしながら歩いている、
地図を確認せずに歩いている人が多いと云われています。

先日も箕面で「駅にはどちらに行けばよいですか?」と
地図も持たない男性に、まるで街角のように道を尋ねられ、
驚いた記憶があります。

一概にはいえませんが捜索や救助のために
民間ヘリを飛ばした場合「1分1万円、1時間50万円以上」
とも言われています。「おーい!!」と冗談で呼んではいけません。

自衛隊や消防のヘリの費用は税金でまかなわれるため
かかりませんが、実際遭難や滑落すれば一刻を要しますので
民間の救援を要請するケースが多いです。

ツアーではちゃんと保険加入いただいていますが、
個人でもよく山に出かける方は万が一の場合の保険も考えておきましょう。

ちなみに日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)では出場にあたり、
山岳保険への加入が義務付けれています。