先月、とあるお客さんからの引き合いで隣町のS温泉の先...O温泉の辺りに現地を見ながらの打合せがありました。

 結果から言うと、どうも弊社の営業品目から大きく外れた内容でしたので丁重にお断りしつつ、私の知っている範囲でその内容に対応可能(だと思われる)な企業さんを紹介して、なおかつ1本連絡入れておいてくれると助かる...なんて言われたりして、電話連絡までして終了。自社の営業じゃなくて他社の営業になっちゃいましたが、まあ、お客様の役にはたったようなので、次の機会を期待しつつ現場を離れました。

 で、時間を見ると...ちょこっとだけ次の予定まで時間に余裕があったので、ちょっとだけドライブ...というわけでもないですが、その先のN温泉のそのまた先、TダムとT湖まで足を伸ばすことに。

 天気も良く、気温は相変わらずでしたが、心地よいくらいの風があって、まあまあの気分。ダムの提体を過ぎてしばらく走ると、右手にちょっとした駐車場と展望台?のような場所への案内看板が目に入ってきました。

 私の他に車はなく、ひっそりとした雰囲気が気に入って、ちょこっとだけ散策して帰ろうか...なんて思って車を止め、それらしい道を進みます。道はちょっとだけ登っていて...その手前に下に降る道もありましたが、展望台的な施設なら上にあるだろうという固定観念によって、上の道を選択した(今思えばこれも何かの導きだったのだろう)のですが、登ってすぐに展望台と言うよりは、そこらの児童公園にあるような「東屋(あずまや)」がありました。

 ん?これが展望台?...周囲に木々がわさわさと生い茂り、展望どころではありません、が、まあ、道を間違えたのだろう...まあ、それも良し...なんて思いながら、ちょっとだけ風に吹かれてボーっとします。車道からはそれほど離れていなくて、時折自動車が通過するのが木々の間から見えます。

 たぶん数分、10分もたっていないと思いますが、「バタン!」 と音が聞こえました。ふと我に返って、それはたぶん誰かが車を止めて、降りてきたのだろう。ドアの開閉の音に聞こえました。誰かこっちに来るのかなあ...なんてまたボーっとしながら考えていると、今度は続けざまに 「バタン、バタン!」 とはっきりと聞こえます。

 ...ん?カップルとかだと面倒くさいなあ...なんて考えながら、まあ、そろそろ戻ろうか、なんて来た道を引き返します。数十メートルで駐車場に辿りつくのですが、なんと、駐車場には自分の車しか止まっていない。良く考えてみると、音がした前後に駐車場に車が近づいた音はしなかった。アレ?...なんて不思議に思いながら自分の車の施錠の状態を確認すると、確かに鍵はかかっていた。ムムム...

 天気は快晴、そして心地良い風が吹く中、言い知れぬ不安が自分を包みます。

 まあ、でもだからと言って帰らないわけにはいかないので車に乗り込むのですが、その前に...車の周囲を一回りして異常が無いのを確かめます。まあ、あるわけが無い。

 慌てずに、でも平常心を失わずに運転です。なんとなく全身に嫌な汗をかいているのがはっきりわかるくらいなのですが、車外はというと相変わらずのいい天気です。このアンバランスな雰囲気の中、まあ、何が起こるということもなく無事に帰社しました。

 それ以来...しばらくの間は、仕事という仕事は悉くタイミングを外され、全てが微妙に上手くいかない...まではいかないのですが、途中ある程度の余裕を作って別の用件を済まそうという努力が、悉く水の泡(泣
 数週間は続きましたね~下手くそなマネージメントが。

 いやあ...何かあるのかな...どうだろう...いや、ねーか...
 土日...各地で様々なイベントが行われていたなか、盛岡市の日本赤十字社岩手県支部にて赤十字救急法救急員養成講習を受講してまいりました。

 消防署のヤツなら北上でも受けられるだろ? という声ももっともですが、スポーツ系の資格では日赤のヤツじゃないとダメ(ダメってことはないのかもしれんが)な場合が多いようで...仕方なく喜んで盛岡に通ってみました!

 その資格がどんなのかというと...以下ウィキペディアより抜粋

「2日間(12時間)の日程で事故や急病、災害時等を想定した救命手当、応急手当などを受講できる。最終日に行なわれる筆記試験および実技試験に合格(必要な正解率は80%)すると日本赤十字社より救急法救急員として認定され、認定証が交付される(なお全日程皆勤の者には合否に関係なく修了証が交付される)。現在、日本では様々な団体が主催する救急法講習が存在するが、赤十字救急法救急員養成講習は災害ボランティア要員養成という使命もあるため、搬送法・包帯法など比較的広範囲で幅広い内容の講習を提供している。講習終盤では、多数が負傷する事態に遭遇した際の対応を問われる「総合実技(救護シミュレーション)」が課される。」

 ちなみに「基礎講習」を修了していないと受講することはできなくて、内容はというと、座学(テキストの説明とか)はほとんど無くて(1時間半くらい)ほぼ実践の練習のみになるんですねえ...止血方から三角巾をつかった包帯の方法・骨折の固定の仕方、傷病者の搬送方法、その他諸々を、課それぞれのシチュエイション別に学んでいく...学ぶと言うよりは、講師の方が一度やってみて、それをただただひたすらに実践して反復練習する、といった講習会なので、とにかく疲れるんですけども...確かに身につく!

 どれくらい身につくかというと...1日目の午前の部が終わって昼の休憩中のこと。
 朝、会場に着く前にコンビニで買った弁当を取り出していざいただきます...と割り箸を袋から取り出そうとして...エイっとその瞬間、「ブスッ...」

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 袋の中の 「つまようじ」 が、親指に見事に突き刺さり(画像は今現在の状況)...とりあえず上腕部の止血点で間接止血...と、止血するほど血が出ませんでしたが(汗
 と、アホなことをしながらもなんとか頑張って...あー、二日目には傷病者の搬送法で持病の変形性脊椎症を痛めてしまい、マジの話自分が搬送されそうになったり。

 でも圧巻は、最後に行われる救護シミュレーション。
 10人くらいが1チームとなって、もう1チームと交互にシミュレーションを行います。
 今回はビルの崩落現場で取り残された傷病者を応急手当して搬送するというもので、二日間で学んだ手技の全てを組み合わせて駆使し、傷病者を手当てします。

 これがなかなか難しいのですが、ただ言われたことを行う講習ではなくて、自分で「観察」して、「判断」して、そしてそれに基づいて「実践」するというのが...面白い。面白いと言うと不謹慎なのかもしれませんが、実際のところはこうしたシミュレーションを(できれば数多く)経験していないと、現実のそういった場面ではなかなか的確に対応するのは難しいのではないかなあと思います。

 まあ、そんなこんなで二日間12時間の講習が修了。最後には、検定があります。もちろん不合格なら認定されません。
 検定は、実技と学科の両方あって、その合計点で合否が決まるようです。ムムム...ベストは尽くしましたが...まあ、最後は時の運でしょう。

 なんとか合格していれば...いいなあ...結果は、3週間後くらいなので、月末か...合格祝いはなんだ、焼肉でも食いに行くとしますか!
 8月18日土曜日、我が黒西小はまだ夏休み中...と言っても翌日の日曜日が最終日ですが...

 この日はPTA主催の事業の日であって、午後13時半から「親子清掃」といって、子供たちと保護者、先生方で学校を隈なく掃除するというもの。まあ、2学期を綺麗な校舎でスタートしましょう!ってことなのでしょう。

 そして、15時からは 「PTA教育講演会」 があって、実はこっちがメイン事業になるのですが、今年の講師は、前WBAミニマム級世界チャンピオンの八重樫東選手。6月に行われたWBCチャンピオン井岡選手との統一戦はまだ記憶に新しいところですが、八重樫選手が我が黒西小OBである縁で実現した事業なのでした。

 なかなか予定が定まらないなかで、快く当事業への出席を引き受けてくださった八重樫選手に心から感謝ですね。本当にありがとうございます。

 タイトルは...

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 打合せでは、本人曰く

 「小学生にお話しする経験は初めてで、一番緊張します!」

 ということでしたが...

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 いざ講演が始まってしまうとそこは持ち前の度胸ですね、さすが前チャンピオンです。なりたい自分になるためには、実はそれは簡単なことで(簡単になれるという意味ではなくて、複雑な手段ではない、という意味のはずです。前後の文脈から。)努力をし続けること。決して諦めないこと、それだけだというお話。

 同じことをよく私も言いますし、この世のお父さんやお母さん、競技の指導者さん方もよく言うフレーズだと思いますが、実際に諦めないで努力を続けてチャンピオンになった方が言うと、言葉の重みは全く違います。

 そうなんですよね、とてもシンプルなことなんですが...それが一番難しいんですよね...でも、それしかない、それが一番の近道なんだと、力説して頂きました。

 後援の最後には質問コーナーがあって、子供たちからも保護者からも、多くの質問が飛び交いましたが、八重樫選手は一つ一つ丁寧に、ユーモアたっぷりに答えてくれました。

 その後、サプライズ(八重樫選手には内緒でした)で児童代表から八重樫選手にエールが。

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 また、花束贈呈も。

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 ビックリされていたようでしたが、後の控え室での会話では、「勇気をあげようという話なのに逆に勇気をもらっちゃいました(汗」 なんて言って頂いたりして...作戦成功です。

 終わりに記念撮影。

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 多くの拍手の中、子供たちにハイタッチしながら控え室である校長室へと戻られました。すると...

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 長蛇の列(汗

 講演が終わってお疲れのところでしたが、お願いされたものは全て、嫌な顔一つせずに書いてくれました。いや...本当にありがたいです。

 サインを書いていただいている最中には、八重樫選手が持ってきたチャンピオンベルトを、八重樫選手自身のたってのお願いで、「子供たちみんなに触ってもらいたい。手垢でも何でもつけてもらって構わないです。それが全部自分への応援、勇気になりますから。」 ということでしたので、遠慮なくみんなベルトを持ったり、写真取ったり、楽しそうでしたし...普通こんな経験できませんからね。本当に良かったです。

 そして、今回の事業は予め教育委員会経由で報道各社にお知らせしていたのですが...NHKさんや民放キー局、地元テレビ局やケーブルテレビ、新聞各社と、多くの方々が来て頂きまして...校長や副校長と、「思ったより大事になっちゃいましたね(汗」 などという会話があったりして...

 ちなみに翌日の新聞、

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 大きめに取り上げて頂きました。いや、本当にありがとうございました。

 子供たちにとっても凄い体験になったんじゃないかな~と思っています。前世界チャンピオンが来るわ、テレビ局(しかもたくさん)が来るわ...でも、一番良かったのは、やっぱり 「努力を続けることの大事さ」 という話ですね。本当に良かったです。

 八重樫選手ありがとうございました。お手伝いしてくれたPTA事務局のみんな、ありがとう。

 この日の経験がいつか役立って、そしてこの中から何かのチャンピオンが誕生すれば...嬉しいですね!