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自作の小説の公開ブログ

自作の小説の公開してみます。
誤字多いと思います。

 プロローグ

 月、、
赤くて赤い、真っ赤な月。
その時はただそれだけが目に映ったのか、月を見るたびに思い出す赤い月。
きっと赤い月は俺を見て言っていたのだ、全てを殺せ、と。


 ……。
全部死んでいた。
首が刺されているとか、頭に穴が開いているとか、顔面が潰されているとか、腹から内臓が飛び出されているとか、体と足が離れているとか、全部死んでいた。
全部死んでいる屍から目を逸らして空を眺める。
そこに浮いているのは相変わらず真っ赤な月。
あまりにも赤くて地上を赤く染めるくらいの赤い月だ。
それなのにどうしてあの月は太陽にはなれないのだろう。
いつか奴から聴いたことがある。
月はいくら明るく光っていても太陽にはなれないさ。
月はただ太陽の光を代わりに照らしてるだけだから。
だから君も――。
雑念が入って来る。
目を閉じて流れ込む雑念を払う。
そんなことを思う時間はない。
俺に時間があるとしたら、それはきっと――。
――生を落とす時間だけだ。

 さあ、行こう。
次の場所にはきっともっと輝く生があるだろう。