自作の小説の公開ブログ

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自作の小説の公開してみます。
誤字多いと思います。

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 04

 昼を超えた時刻、ホテル内のレストランで昼ご飯を食べて部屋でちょっと休んだ後、ホテルを出た。
このホテルの名前に紅葉が入るのは、私の名前が籾蒔【もみじ】だったことと関係がないとも言えない。
結構有名な紅葉病院の院長であった私のお父さんは稼いだお金を使って色んな業界に脚を伸ばした。
その一つであるホテル業として建てられたのが今私が泊っているホテルだ。
ちなみに紅葉が好きなお母さんのために紅葉と言う名前を使っているらしいけど、娘の名前までモミジにするとはとんだ迷惑な話だ。
いや、せめて名前が紅葉だったら理解するけど。
苗字は籾だから名前はジでいいか、とかありえない。
だからと言って名前が紅葉になったらモミモミジ……。

‘うん、絶対虐められるな、それ’

三年前はまだ低くて古かったけど今は完全に都会化されている感じの、この一週間の間毎日歩いていた道を歩く。
山に繋がる丘にある方は未だに再開発されていないけどそこからちょっとだけ平地に出ると五階建ての建物と綺麗な道が出てくる。
そこからもっと駅の方に出ると私が泊っているホテルを含めて高い建物が並んでいる。
その中では未だに建設を続けているところも見える。
それでもホテルとか病院、マンションのような人に必要な施設以外の商店の建物は都会と比べたらまだまだ低いと言えるだろ。
その原因は再開発を始めた時に結んだある人との契約のせいらしい。
業界の中では大人と呼ばれている老人。
実の名前も知らない彼に関した色んな噂がある。
国を操る者だとか、人間ではないとか、魔法使いだとか、本当かどうかもわからない、真実とは思われない噂。
その人がある日突然、うちのところに訪ねて来た。
その場に何故か当時高校生だった私も立ち会うことになったけど、以前からもあったお父さんの娘自慢のためだと思っている。
彼は白髪に白い眉毛の老人だったけど、その身体はたくましかった。
老人とは思えないくらいの身長の彼と再開発を担当していたうちの紅葉建設が結んだ契約はただ一つ。
「五階を超えたところに商店を目的とした建物を造らないこと」
可笑しかったのは理由を聞いたお父さんの質問に大人と呼ばれた男はこう言ったのだ。

「なんてことない理由だ。息子の願いでね。最初で最後の願いと来たのだ。それくらい叶えてあげないとな」

そう言って豪快に笑った老人を見たのはそれが最後だった。
話が終わり迎えのため、お父さんについてビルの外まで出ると大人と一緒に来ていた少年がいた。
挨拶だけして大人と一緒に帰ったので話はしてなかったけど、その顔はすごく綺麗だった。
気になった私が彼のことをお父さんに聞くと、大人の代理人らしいよ、と話してくれた。
契約が結ばれてからの細かい調整などはその少年と行われるらしい。
それが少年、夕緒との初めての出会いだった。

 夕緒。
高校を卒業して都会に引っ越している私が今ここにいる理由の一つ、いや、すべてだ。
はじめて見た彼は美しかった。
話してみたいと思っていたけど、さすがに仕事に入り込むのもなんだしな、と思い話したいと言う気持ちだけが大きくなって行った。
そんなある日か学校から帰るうちに、今と違い古い商店が並んでいたあの頃の商店街を歩いている彼の姿を見つけた。
それも何故か私と同じ学校の制服を着ていた。
それを見て勇気を出して話をかけてみたら、同じ高校に通ってる、それも同じ年だった。
それを聴いて、同じ学校なのに一度も見たことないね、と言うと、

“仕事で学校にはあんま行かなくてね”

といたずらをバレたかのように小さく笑いながら言った。
ちなみに言うと、その顔があまりにも綺麗だったので、心の中で思ったのだ。

‘あ、この人のこと好きになりそう’

と。
しかしその後、特に接点もなく、会うことも出来なかったけど、高校の三年生になって同じクラスになった。
それで始業式の日、帰りに勇気を出して挨拶してみたものの、

“あ、ごめん。誰……だっけ?学校あんま出なくて忘れちゃった……。本当にごめんね”

と言う、彼の残酷な言葉に、

“あ、そうなんだ。いや、大丈夫だよ。じゃあね”

と言って帰ったのだ。
そこで自分の名前を言っていればよかったものを、小さなプライドのせいだろ。
結局その日からあんま学校に来なかった彼とは話すこともなく、時は進んだ。
そのまま卒業式になったら、きっと今連絡することはなかっただろうけど、運悪く、いや、運よく起きた今からちょうど三年前の出来事のせいで話せる間になったのだ。
それもきっと卒業をしたら連絡が切れると思った私は一世一代の決心をする。
時は流れ、冬が終わり暖かくなった三月の卒業式。
卒業式が終わって彼を探しているとちょうど帰ろうとしているのを見つける。
そこで彼の名を呼ぶと周りから見られる気がして、彼を追ってその手首を掴んだ。

“ちょっとこっち来て。話したいことがある”

もしかしたらいやと言われるかも知れないと思い、返事も聞かずに彼を連れて空き教室に入る。
どうしても震える心を出さずに口を開ける。

“大学に入ったらここのことは全部なかったことにしたいから連絡しないで。いくら私に会いたくてもさ”

前に読んだ本によると、男は反発心が強いと言う。
こう言うときっと、いやだと言うだろ。
ちょっとの沈黙の後、彼が口を開ける。

“今、なんて言った?”

これが否定の段階、ちゃんと聞いたはずなのにもう一度聞くってことはいやだってことだろ。
だからもう一度、彼がいやと言えるように強く話した。

“だから、私に会いたくて電話をするとか、会いにくるとかしないで欲しい。わかった?”

電話したり、会いに来てほしい心を込めて伝えた。
こうするときっと彼は嫌と言ったり、なんで連絡するとだめなのか聞くはずだ。
そうすると私は、

“そこまで私と連絡を続きたいなら仕方ないね”

と今時流行ってるツンデレを見せるところではないのか?
なのに、なんで?
彼は微笑んで、

“うん、そんなことしないから”

と言った。
あれ、こんなはずじゃ、と思い首を傾げる。

“おかしいな”

こんなはずないのに。
私は今まで考えていた言葉をすっかり忘れてしまって、なにを言えばいいのかわからず、そのまま別れの挨拶をして教室を出でしまった。
もしその時、嘘だよ、と言って告白でもしていたら、今は恋人同士になっているかも知れないのにバカなことをしたと今も時々思う。
結局そのまま彼からの連絡はなくなり、大学の生活とかで忙しかったこともあって私からも彼に連絡したり会いに来たりする時間もなく、あっという間に三年が過ぎた。
もう会えるのは大学を卒業してからかな、と思っていたところ、今年の冬の課題として出たのが自由課題と言えば自由課題の、テーマは「美しさ」だった。
そこでぱっと思いついたのが彼のことだったから、冬休みになってすぐ三美市に戻って来た。
そして二週間前、久々に彼の声を聴くことに緊張しながら以来の電話をかけ、なんの問題もなく自然と対話を済ませて今に至る。
そんな昔の思い出をしていたらいつの間にかついた約束のカフェに入る。
別に特別でもない有名チェイン店のカフェ、冬休みに入ったのか、それとももう学校が終わって遊びにでも来ているのか高校生くらいに見える女の子たちが多かった。
読書に邪魔されないようにカウンターと入り口から一番離れた四人のテーブルの奥の椅子にバッグを置いてカウンターに向かう。
カフェモカを注文して出るまで待ってから持って席に戻り、スマホを出して時間を確認する。
約束の時間は午後の六時、まだ三十分もある時間を潰すために、キャメル色のコートをバッグを置いた椅子にかけて隣に座りバッグから文庫本を出す。
本の内容は、服飾の授業を受ける男子の主人公が自分が尊敬する衣類デザイナーが理事長にある服飾の学園に入ろうとしたけど、その学園がお金持ちのお嬢さんたちが通う女学園だったのでお金持ちのお嬢さんのメイドになって助手として学園に入った、というあり得ない話だ。
女装をして男とバレないのもあり得ないけど、本のイラストにある男子の主人公を見ても、女の子を描いて、男ですけどなにか?って言い張っている感じだ。
読む途中にちょうどイラストに主人公の女装姿が出る。
どう見ても女の子の絵。
あり得ないその絵を見ていると、テーブルの向こう側に誰かが座った。

“こんにちは、籾蒔【もみじ】。まだ十分前なのに早いね”

本から目を放してキャメル色のコートを着ている彼を見つめる。
それよりも目に入って来る長い髪。
腰の方まで降りてくるその黒髪と顔があまりにも似合う。

“今日も相変わらずの美少女ね”

“……”

美少女に声を出して美少女と言ってみたら返事がない。
そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。
このくらいなら本の主人公のように男ってバレずに済むかも。
きっと通り過ぎる二十人の中で十九名は後ろ向くだろ、もちろん男子十、女九の比率で。
本当になんでこんな顔で男なんだろ。
いや、むしろ男でよかったかも、女だったらもう誰かと付き合っていてもおかしくない。
それにさすが私でも女の子と結婚するのは難しい。
そんな馬鹿なことを考えながら彼と楽しい時間を過ごしたのだ。

 ちょっとしたデートが終わり、商店街の中にあるビルのまだ入店が決まってない、これからも決まらないはずの三階、アトリエと言えるにはなにもないところに脚を踏み入れる。
工事を途中で止まったのか、建物を支えるための柱だけを残して、部屋と部屋を分ける壁もなくまだ工事の途中なのか壁には白い壁紙が貼ってある。
ただその部屋の広さは外で見るよりは狭くて、扉がある方向を除いた三ヶ所の壁はビルの窓から一人の男性が横になっても足りなくないくらいの距離が離れている。
しかしそれを気付くのはこの部屋の主である私だけだ。
壁についてある窓も実際のものではなく、ただそう見えるだけのもので本当の窓は壁の向こうにある。
もちろん実際に広さを計ろうとしたら気付くだろうけど、今一緒に入った彼、夕緒はそんなのに興味はなく、彼以外の人がここに来る予定はない。
なので彼はここに初めて来た時から今まで気づいていない。

 “じゃあ、着替えて来て”

彼が初めてここに来た日と比べるて変わってる一ヶ所を指した。
絵を描いてる途中のキャンバスのななめの隅っこにある一時的に設置した脱衣室。
元々は特に隠すことなく着替える予定だったけど、夕君のあまりにも強い主張によって仕方なく設置することになった。

 “あー、やっぱ着ないとだめかあぁー”

 “別に時間を稼ぐのはいいけど、そんなに私と長く会いたかったんだ。そんなのは直接言ってくれてもいいんだよ?”

夕君の文句に答えてくれると彼は嫌そうな表情をして脱衣室に脚を向かった。
自分の心の中をバレたからわざと嫌な顔するなんて子供みたいで可愛い。
覗きたいくらい、しないけど。
そんなことを考えていると脱衣室の中から夕君の声が聴こえてくる。

 “そういえばさ、モミジのお父さんはあの人と仲良かったりしたっけ?”

 “あの人?”

急に聞かれたので動きを止めて返事する。

 “あ、うちのところの爺さん、去年なくなった。葬式の手続きもしてくれたし”

どうやら大人のことのようだ。
去年行われた大人の葬式には彼が死ぬ前に自分の葬式のことをうちの父さんに任せると言っていたようだ。
ちなみに私は呼ばれなかったし、大人と繋がりがあったわけでもないので、大人が死んだってことは父さんから聴いただけだった。

 “さあ?五年前の件で初めて会った時は私も居たから知ってるけど、その後はわからないかな”

五年前に初めて会った老人のことを思い出しながら答える。

 “なんで急に?”

 “ちょっと大人に関連した件で依頼が入ってね。でも僕もそんな詳しくないと言うか……、今回のような件は初めてと言うか”

ちょっと困ったかのように語る彼。
もしかしてここは私をアピールするいい機会かも知れない。

 “悩んでるなら、このお姉ちゃんに言ってごらん”

私の言葉に彼は、なにその言い方、と笑ってちょっと悩むように話した。

 “うーん、まあいいかな。どうせ信じれないと思うけど、魔術って知ってる?”

 “魔術……?時々テレビに出てるでしょ?”

 “いやいや、それじゃなくて。うーん、魔法?と言えばわかりやすいかな。僕も直接見たのは砕けた硝子を基に戻したことしかないけど……、聴いてる?”

 “あ、うん。魔法……、ね”

驚いた。
魔術と聞いた時にはまさかと思ったけど、彼の口からあの魔術のことを聞かれる日が来るとは。

 “その魔術がどうかした?”

 “いや、どうかしたってわけじゃないけどあの人がその魔術と関わっていたようで、今回の依頼がその方面だった。でも僕は今日初めて知ったからな。それでもしモミジのお父さんはなにか知っているんじゃないかと思ってね”

あ、繋がった。
単に五年前の再開発の件だけの繋がりで葬式に呼ばれるものかと思っていたが、魔術のことで繋がりがあったとしたらありえる話だ。
父さんの籾家は魔術の家系で、長女だけにその魔術回路の質がまともに繋がると言う。
だから長男だけど男であった父さんは本来なら魔術とはなんの関連もなく、一般人として生きたはずだけど、父さんを見た父さんのお母さん、つまりお婆さんが私を見て、

 「なんてことだ、この魔力回路の実!この子が生まれたのは奇跡だ」

とかなんとか。
要するに何故か長女よりも良質の、それも家系の誰よりも優れた魔力回路を持って生まれたってことらしい。
そのせいでお父さんは魔術師と育てられ、結婚する相手も本来なら魔術家の人になったはずだが、お母さんに一目惚れして、家の反対を自分の力を使って潰したと言う、なんと不孝の息子と言うか、青春っぽいと言うかのような出来事があったようだ。
そんなお金持ちながらも裏世界では魔術師であるお父さんが同じく裏世界で魔術師たちに有名だったはずの大人と連絡を続けていたとしても不思議なことではないだろ。
それにしても今日初めて大人が魔術と関わっていたことを知ったってことは魔術に関した仕事は他の人が行われていただろ。
恐らくと言うか、自分の葬式を任せるくらいだし、うちの父さんではないかと思われる。

 “じゃあ父さんと会ってみる?”

 “え、いいの?忙しいでしょ?色んな所の会長だし。前に仕事でアポ取る時も苦労してたけど”

マジか、あの糞親父、夕君に苦労させるなんて、後で一言しておかないと。

 “今電話したらすぐ飛んでくると思うけど?”

 “いやいやいや、電話しなくていいから。っていうか、相変わらずの親バカだね”

高校三年の時もすごかったよね、と笑う夕君。
彼とこうやって話せるきっかけになった出来事を思っているのだろ。
自分のお父さんが親バカでよかったと思った数あることの中でも一番よかったと思う出来事だ。
それは高校三年生の、ちょうど今から三年前くらいのことだった。
いつの日か、家族の三人でご飯を食べる途中にお母さんが急に話し出した。

 “もうもみじちゃんもそろそろ学生終わりだね。彼氏はできた?”

その質問に何故か私よりお父さんの方が真剣な声で答えた。

 “君ね、もみじちゃんに彼氏なんてできるわけないでしょ?”

何故か無視するような台詞。
それに私は、

 “なにその言い方。彼氏は居ないけど、高校三年間、めっちゃ告白されたからね、私”

と嘘を、いや、ちょっと誇張して言ったのであった。
それにお父さんが、

 “なん、だと?!俺の目に土が、いや、石が入っても恋愛はだめだ!”

と言い始めたのだ。
私としてはそんなバカみたいな話で終るかと思ったんだけどお父さんにとってはそのまま終わる話ではなかったようだ。
次の日、学校に行くと珍しいと言うか、始業式以来初めて彼、夕君から声を掛けられた。

 “君がモミジだよね?僕のこと覚えてる?夕緒って言うけど”

いつも目で追っているのに覚えてないわけあるか、と言いたいのを抑えて口を開けた。

 “うん、同じクラスだしね。どうかした?”

淡々とそう言うと彼が綺麗な顔にすこし困ったような苦笑いが浮かべた。

 “それがね、聴いているかわからないけど君のお父さんから依頼を受けてね”

 “依頼?”

 “えっと、それがね……。君に近づく男が居たら排除しろ、って依頼。恋愛的にね”

 “はあ?”

彼の言葉を聴いてぽかんとした。
そんな馬鹿な依頼をする人がいるとは、漫画の世界の話でもあるまいし。
私の反応で彼が困ったように話を続ける。

 “僕としては断りたいけど、あの人と話を進めたようでそうも行かなくてね。もう契約金も払われてるし。ちなみに学校だけでなく、帰りも一緒にしてってことだけど……。なんかごめんね”

依頼をしたのはうちのお父さんなのになぜか自分が謝る夕君。
この時は知らなかったけどあの人と言うのは大人のことだろ。
何故かうちのお父さんと大人の間で契約が成立して夕君が私を監視するようになったようだ。

 “いいけど……。これから毎日?”

 “うん、まあ、一応一ヶ月は毎日かな”

これはまた……、良すぎる!
マジか、うちのお父さん、いいことするじゃん、ナイスアシスト!
心の中で叫びながら踊っていることをバレずに口を開けた。

 “まあ、しょうがないね”

 “あ、よかった。ダメと言われたら尾行することになってたからな”

とんでもないことをさらりと言う夕君。
それはそれでいいかも。
そうやってその日から約一ヶ月間彼と一緒に帰るようになって今のように話すようになったのだ。
ちなみに髪の色を今のネイビーブルーにしたのも、一緒に帰る時のいつの日か彼が見つめていた女の人の髪の色がネイビーブルーだったからだ。
綺麗と思って見ていたか、不思議で見ていたのかはわからないけど、その髪色になったら私のことも見つめていてくれるかな、とちょっと思っただけの話だ。
そんな馬鹿げた出来事を思っていたら、脱衣室のドア、と言うかカーテンが開けられた。
その中には当然だけど、白いワンピースに着替えた夕君が立っている。

 “これで合ってる……。お前、なんでこんな近く来てるんだ?”

脱衣室にいる彼と私の距離はお互い手を出すと繋がるくらい。

 “思い出をしてなかったら覗けたはずなのに残念すぎる”

覗こうとしたわけじゃないよ?

 “いや、考えと話すこと変わってるし”

 “あ、本当だ”

私の言葉に彼が苦笑いする。

 “まあ、いいや。で?どう?これでいい?”

夕君の質問に私が、

 “うん、姉ちゃん、最高”

そう答えると、夕君は、

 “誰がお前の姉ちゃんだ、誰が”

と笑うのであった。