10年以上もずっとこの日を待っているなんて、
どれだけ根にもつ女なんだって感じですけど、
ずっとずっと恨んできてはいません。

普通にほかの仲の良い家族のように暮らしていましたから、息子でさえ気づいてはいなかった。

朝から旦那、息子にお弁当を作り
夕飯は何もない限り一緒に食べ、寝るまでテレビ見たりゲームしたり、
でもね、ふとしたときに思い出すんですよ。
忘れることなんてできない。

あの日から、
あの1通の手紙がきた日からはじまったんです。

当時は息子は小学2年生、
息子の時間に合わせてのパート勤務
仕事から帰ると、ポストの確認。

いくつかある郵便物の中に、あきらかにDMとかではない、あれ?お友達から手紙かな?みたいな封筒があったんです。