【読むパワーポイント(6)】 アニメーション効果を知る。
パワーポイントの機能でもっともエキサイティングなもの。
それはやはり、
「アニメーション効果」
でしょう。
文字や画像・図形に、映像のような動きをつけられるアニメーション効果。
PowerPoint2013では、「開始効果」が40個、「強調効果」が24個、
「終了効果」が40個、「アニメーションの軌跡効果」が63個も用意されています。
しかも、それぞれに動きのバリエーションがあり、
さらにパワーポイントの場合は「アニメーションを組み合わせる」こともできるので、
設定できるアニメーションは数千、いや、数万通りを下らないでしょう。
まさに「表現力は無限」と言えます。
が。
「アニメーションは使わないこと」
そんな風潮が広まってきています。
「アニメーションばかりのプレゼンはウザい」
そんなふうにもよく言われます。
なぜでしょうか?
おそらくそれは、
「目的に合ったアニメーションを使っていないから」
でしょう。
アニメーション効果は、オーディエンスの理解を促し、
プレゼンの“印象”を焼き付ける有効な手段。
そのためには、オーディエンスの視線や反応を意識して、
目的に応じたアニメーションを使うことが大切です。
具体的には、アニメーション効果の目的は下記の6つ。
1.プレゼンの流れをつくる
2.注目させる
3.強調する
4.順序・方向を表現する
5.リズムをつくる
6.“おもしろみ”をつくる
オーディエンスにスライドのどこを見てもらうか?
どこがポイントだと感じてもらうか?
そして、目が離せないプレゼンにして、
オーディエンスに「おもしろみ」を感じてもらえるか?
アニメーションは、“意味”としてオーディエンスに伝われば
絶大な効果を現します。
逆に、「アニメーションだ」とオーディエンスに意識されると
逆効果になります。
あくまでもオーディエンス視点で「どう感じるか」を考える。
それが効果的なアニメーションの使い方です。
ということで、目的を持ってどんどんアニメーションを使いましょう。
すべてはオーディエンスのために。
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