史上最高のプレゼン。そして考えたこと。 | パワポ部

史上最高のプレゼン。そして考えたこと。

プレゼンと言えば、スティーブ・ジョブズ。

驚異のプレゼン。伝説のプレゼン。奇跡のプレゼン。

いずれも彼のプレゼンに冠された言葉です。

確かにすごいぞ、ジョブズのプレゼン。

これはもう異論がありません。

が、

見つけちゃいました。

ジョブズの他で。

史上最高のプレゼン。

見つけた、というより、気づいた、というべきか。

これはプレゼンなのだ、と。

そのプレゼンとは……



『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』!

いやあ、これはすごいプレゼンです。

僕は映画館で観たのですが、「絶対に観ておいたほうがいい」というツイートに釣られて見に行っただけで、正直、マイケル・ジャクソンは“過去の人”だったんですよね。ゴシップのイメージが強く、僕のなかでは単なる「おかしな人」でした。

映画を観る前までは。

が、しかし! この2時間のプレゼンを見終わった後はどうでしょう?

マイケル、最高。

80年代ポップスブームの頃から知っているつもりでいたマイケル・ジャクソン、そのイメージこそが“過去のもの”になりました。

でも、ただマイケルの評価が上がった、ということではありません。

彼のメッセージもしっかりと伝わりましたよ。

with LOVE、と。

しかもそれは、トークではなく「表現」を通じて。

歌。ダンス。演奏。舞台演出。映像。

さらには、キャストの汗や涙、笑顔によって。


そうか。

ここでまた気づきました。

2時間で既存のイメージをひっくり返し、さらに世界をひとつにするメッセージを伝えた『THIS IS IT』は、確かに史上最高のプレゼン。

ですが、他にもすばらしいプレゼンはたくさんあるよね、と。

それは、あらゆる「表現」活動。

音楽。絵画。小説。

これもみんなプレゼン
なんですよね。

表現はプレゼン。

そう考えると、「こうあるべき!」というプレゼンの枠が一瞬にして外れるような気がします。

プレゼンは、もっと自由な表現活動であっていいのです。

世の中はいま、空前の「プレゼンブーム」。

しかし、“べき論”が立ちすぎて、ちょっと不自由な感じ。

このままでは、かつてパワーポイントが「いかにもパワーポイント」を身にまとってしまったように、プレゼンが「いかにもプレゼン」という“予定調和の産物”と化してしまいそう。

だからいまこそ、プレゼンに自由を!

表現方法に枠はありません。

たとえば「平和」というメッセージを、

ある人は「ロック」で、

ある人は「彫刻」で、

またある人は「演劇」で表現できるのです。

いろんな表現を使えるからこそ、相手に訴えかけられるプレゼンになるのかもしれません。

表現活動としてのプレゼンについては、またあらためて考え、書いてみようと思います。

きりがないので。。。

ということで、結論。

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』、

まだご覧になられていない方は、AmazonでDVDかブルーレイをどうぞw

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