「ペリーのパワポ」について考える。
いやあ、ものすごく話題になりましたね。
ペリーがパワポで提案書を持ってきたら
掲載されたのは2月21日かな?
その直後からツイッターでどんどん広がっていきましたね。
「パワポ」キーワードでツイッター検索したら、ほとんどがこのリツイートでした。
それにしても、おもしろいっ!
まさに「いかにもパワポ!」であり、「いかにも広告屋の提案書!」って感じです。
僕も腐るほど企画書をつくってきたので、非常によくわかります、この感覚。
「シナジー」も「コアコンピタンス」も「スキーム」も確かに使います。
「Win-Win-Win」なんてフレーズは一昨日会社で見たばかりw
もうこれはひとつの「型」、いわゆる「ディファクトスタンダード」ですね。
この記事自体とってもおもしろいのですが、もうひとつ興味深いのは、
これを「おもしろい!」と思う人がめちゃめちゃたくさんいる、ということ。
『MSパワーポイント劇場』のときも情報が駆け巡りましたが、そのときのニュアンスと似たような感じがします。
そこで今回、覚え書き程度に、これらの現象を考察してみることにしました。
1)「いかにもパワポ!」が笑える。
おもしろみの一つは、「パワポイメージへの共感」でしょう。
世の中のパワポ像って、まさにこんな感じですよね。
この「いかにもパワポ!」ってあたりに、親近感と「みんな同じように思っているんだ」という仲間意識みたいなものを覚えるのでしょう。
まあ、いい意味で「みんなパワポの提案書をちょっとバカにしている」って感じですかね~。あ、いい意味で、ねw
2)「プレゼンの胡散臭さ」が笑える。
提案書の言葉遣いって独特ですよね。相手を煙に巻くことを前提に多用されるビジネス用語。
なんとなーく「すごそうな感じ」「良さそうな感じ」を醸し出すのがプレゼン提案書の目的。
……なんてふうにも思えてしまうほど、提案書には大仰なカタカナ語が駆使されています。
このあたりの「わざとらしさ」感が、「そうそう、確かにこんな感じだよねー」という共感、そして笑いにつながるのでしょう。
でもマジで現状、企画書ってこんな感じよね。パロディではなくw
3)パワポとプレゼンの「応用」が笑える。
パワポによるプレゼン提案書は、普段、あまりおもしろくもない、似たような状況下で使われるのみ。まあ、だいたいがいわゆる「ビジネス」で使われるだけです。だからみんな、パワポが嫌いだったり苦手だったりするのでしょう。おもしろくないですもんね。
だから逆に、ビジネス以外で使うとおもしろく思えたりするわけです。
「歴史上の人物がパワポで提案書をつくったら?」
「昔話をパワポで解説したら?」
そんな意外なパワポ、そしてプレゼンの使われ方が、予定調和を打破し、笑いを誘います。
あれなんかもそうですね、昔フジテレビでやっていた『カノッサの屈辱』。これは「教育番組」のパロディ、ってことになるのでしょうか。とにかく、「当たり前な“型”に対する意外なアプローチ」というものが、おもしろみにつながっています。
パワポ、まだまだ「意外なアプローチ」に使えそうですね。
「提案」てこと自体に、まだまだいろんな可能性がある、ってことかもしれません。
以上!
ペリーがパワポで提案書を持ってきたら
掲載されたのは2月21日かな?
その直後からツイッターでどんどん広がっていきましたね。
「パワポ」キーワードでツイッター検索したら、ほとんどがこのリツイートでした。
それにしても、おもしろいっ!
まさに「いかにもパワポ!」であり、「いかにも広告屋の提案書!」って感じです。
僕も腐るほど企画書をつくってきたので、非常によくわかります、この感覚。
「シナジー」も「コアコンピタンス」も「スキーム」も確かに使います。
「Win-Win-Win」なんてフレーズは一昨日会社で見たばかりw
もうこれはひとつの「型」、いわゆる「ディファクトスタンダード」ですね。
この記事自体とってもおもしろいのですが、もうひとつ興味深いのは、
これを「おもしろい!」と思う人がめちゃめちゃたくさんいる、ということ。
『MSパワーポイント劇場』のときも情報が駆け巡りましたが、そのときのニュアンスと似たような感じがします。
そこで今回、覚え書き程度に、これらの現象を考察してみることにしました。
1)「いかにもパワポ!」が笑える。
おもしろみの一つは、「パワポイメージへの共感」でしょう。
世の中のパワポ像って、まさにこんな感じですよね。
この「いかにもパワポ!」ってあたりに、親近感と「みんな同じように思っているんだ」という仲間意識みたいなものを覚えるのでしょう。
まあ、いい意味で「みんなパワポの提案書をちょっとバカにしている」って感じですかね~。あ、いい意味で、ねw
2)「プレゼンの胡散臭さ」が笑える。
提案書の言葉遣いって独特ですよね。相手を煙に巻くことを前提に多用されるビジネス用語。
なんとなーく「すごそうな感じ」「良さそうな感じ」を醸し出すのがプレゼン提案書の目的。
……なんてふうにも思えてしまうほど、提案書には大仰なカタカナ語が駆使されています。
このあたりの「わざとらしさ」感が、「そうそう、確かにこんな感じだよねー」という共感、そして笑いにつながるのでしょう。
でもマジで現状、企画書ってこんな感じよね。パロディではなくw
3)パワポとプレゼンの「応用」が笑える。
パワポによるプレゼン提案書は、普段、あまりおもしろくもない、似たような状況下で使われるのみ。まあ、だいたいがいわゆる「ビジネス」で使われるだけです。だからみんな、パワポが嫌いだったり苦手だったりするのでしょう。おもしろくないですもんね。
だから逆に、ビジネス以外で使うとおもしろく思えたりするわけです。
「歴史上の人物がパワポで提案書をつくったら?」
「昔話をパワポで解説したら?」
そんな意外なパワポ、そしてプレゼンの使われ方が、予定調和を打破し、笑いを誘います。
あれなんかもそうですね、昔フジテレビでやっていた『カノッサの屈辱』。これは「教育番組」のパロディ、ってことになるのでしょうか。とにかく、「当たり前な“型”に対する意外なアプローチ」というものが、おもしろみにつながっています。
パワポ、まだまだ「意外なアプローチ」に使えそうですね。
「提案」てこと自体に、まだまだいろんな可能性がある、ってことかもしれません。
以上!