"Michael Jackson's This Is It"を観たよ!
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」。
とっても好い評判を聞いていたので、観たいなー、と思っていました。
とりわけ、ツイッターで
「ものをつくることに携わっている人なら、観て損はない」
というつぶやきを見て、こりゃ行かなきゃ、と。
で、ようやく本日、行ってきましたよ、独りで映画館。梅田ブルク7。
16時35分スタートの回だったのですが、満席でした。
年代もさまざま。
どうやら映画の評判を聞いて観に来た人も多かったようです。
(そんな会話がところどころで聞こえました)
さて、映画の感想。
めっちゃ良かったです!
いやあ、もう当たり前すぎて感想にもなっていませんが、
だってシンプルに良かったんですもの。
まずは、とにかくかっこよかったです。
本番さながらのリハーサル。
世界第一位のショーを迫力の大画面で!
「ビート・イット」「スリラー」が流行ったのは、僕が高校2年生の頃だったかな。
以来、マイケル・ジャクソンは不動のナンバーワンポップスターとして活躍。
たくさんのヒット曲も聴いてきました。
そんなマイケルの最新コンサートですよ!
それはそれで単純に楽しめました。
特に、コンサートのためにつくられたオリジナル映像は必見。
新しい「スリラー」も観られます。
で、「THIS IS IT」は、そのコンサートをつくりあげていく人々の物語でもあります。
「マイケルと一緒に仕事がしたい!」
そんな強い想いを持つ人が集まり、最高のショーをつくっていきます。
舞台の上の人も、舞台の裏の人も、関わるすべての人が、
「マイケル・ジャクソンのコンサート=世界最高のショーをつくる!」
という真っ直ぐで明確なコンセプトのもと、全力を尽くします。
その姿は圧巻であり、感動的です。
セットや仕掛けももちろん“超弩級”ってやつですが、
一番すごいのはやっぱり「人」。
技術がどうこう、というのではなく、その基になっている
夢、願い、憧れ、
みたいなものが、最高のパフォーマンスを生み出すことがわかります。
本当にすごいもの、クリエイティブなものは、
“独り”ではできないんですね。
何人もの人が、想いを一つにしてつくる、
そこに、人を感動させる「すごさ」が宿るのでしょう。
さて。
この映画を観て、僕がいちばん印象的に感じたこと。
それは、マイケル・ジャクソンの「謙虚さ」です。
謙虚なんですよ、マイケル。
フツー、何人もの人で共同作業をすると、
良いものにしたい、という思いが強ければ強いほど、
がつーんとぶつかったりするじゃないですか。
それが世界第一位のショーづくりとなると、
もう想像するのもオソロシイくらいのぶつかりようなのでは???……
なんて思ったりするのですが、それがそうでもないんですよ。
まあ、実際は現場で怒号が飛び交うこともままあるのでしょうけど、
ことマイケルに関しては、非常に謙虚。声を荒げたりしない。
でも、ちゃんと主張はするんですよ。「こうしたい」と。
その想いが押しつけではなく謙虚だからこそ、
周りの人が動くのでしょう。
周りのスタッフを尊重しているからこそ、
謙虚に頼みごとができるのでしょう。
すごいのに謙虚、ではなく、すごいから謙虚。
なるほど、だからこその世界一なわけです。
とゆーことで、シンプルかつ深い映画、「THIS IS IT」。
まだご覧になっていない方はひぜひぜひ。
僕はDVDが出たら買いますよ、予約して。
あ、そうそう、エンドロールの途中で席を立たないように!
お楽しみはまだまだ続きます!