頭蓋の図解。 | パワポ部

頭蓋の図解。

さあさあ「図解」の続きです。
前回はイイところで終了してしまいました。
ちょっと復習。

【下記の会社案内文を図式化せよ!】


↓マーケティングの要
より効果的なプロモーション(←売上拡大、企業価値向上、人材採用、ファン創出……)
↑ワンストップで提供(→広告・販促活動、キャンペーン実施、イベントの企画運営、採用支援 、各種販促ツール制作)
↑目的(→『認知向上』『集客』『販売促進』)にアプローチ(←豊富なノウハウ、的確な提案力)するプロモーション支援事業
=株式会社シー・レップ


上の文章は、僕が勤めている会社の紹介を短くまとめたものです。この文章は、

1)「フレーズ化」し、「関係付け」る
2)「まとめ」つつ、「流れ(方向)」を決める


といった図解の方法に基づいてつくったもの。
そしていよいよ、これを図式化していきます。
では早速。

■図解のサンプル①
$パワポ部-図解サンプル①

図解のサンプル①。これはほぼ「まとめの文章」をそのまま図式化したような感じですね。
流れの方向は「下から上」。
この方向になったのは、「自社」と「お客様」の位置関係に大きく影響されています。
(「お客様=お客様のメリット」が上に、「自社=自社のサービス」が下になります)
しかし! そう、「下から上」って流れは、パッと見た感じでは把握しにくいですよね。

なぜなら自然な視線の流れは、「上から下」「左から右」と相場が決まっているからです。

そう言われてみると、文章の時点ですでに「???」な感じでしたね。
その理由は、流れが「上から下」もしくは「左から右」になっていなかったから。

ということで、自然な視線の流れに準ずるべく、別の図解をつくってみました。

■図解のサンプル②
$パワポ部-図解サンプル②

図解のサンプル②。つくり替えのポイントは下記のとおりです。

●流れの方向を「左から右」(※正しくは左下から右上)に変えてみた。
●クリップアートを用いて、「より向上する」感じを出してみた。
●さらにフレーズを端折ってみた。


まず、流れの方向ですが、“向上感・上昇感”を出すために、「左下から右上」にしてみました。これは前述した「お客様/自社」の関係性(お客様が上で自社が下)を乱さないためにも有効かと思います。

そして、クリップアートの使用。この「階段を駆け上がる人」のイラストを選んだのは、やはり“より効果的→向上感・上昇感”の意味を強化したかったからです。
このように、「もっとも訴求したいイメージ」をクリップアートで形成するのは、なかなかに効果的ではないかと思います。

さてさて。図解の方法に戻りましょう。
その3)は、

3)「客観視」する(初めて見て理解できるか?)


できた図解を、できるだけ先入観を外して眺めてみること。
初めてこの図を見た人が、速やかにその意味を解することができるか否か。
会社や学校なら、隣の席の人に

「ねぇねぇ、この図の意味ってわかる?」

なんて尋いちゃってもいいかもしれません。
とにかく「パッと見てわかるようにする!」ことを目指しましょう。

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以上、ざーーーーーっくりとした図解の説明でした。

最後に。
図解がうまくなるには、

『情報デザイン』

を勉強すると良さそうです。
読んで字の如く、「情報」を「デザイン」すること。
伝えるための視覚的な工夫。
それは情報を伝わりやすくするだけでなく、その情報に対する興味の喚起、そして、情報の記憶化にも効果を発揮します。

↓このサイトに、いろんな情報デザインのサンプルがあります。
http://blogof.francescomugnai.com/2009/04/50-great-examples-of-infographics/

ではでは。