今回は、私が油絵を描いていた20代の頃の話をいたします。

28-9歳で、大阪の画廊で初めての個展を開催しました。

場所が良かったので多くのお客様にご来場頂き、嬉しかったです。

その中で、関西でも有名な画家の男性が毎日いらっしゃいました。

私は正直迷惑でした。自分の自慢話ばかりをなさる方だったので、

そこで申し出があったのが「デートしてくれたら、ポートピアホテルで2人展

開催してもいいけど。」と。

私は、きっぱりとお断りしました。

彼が毎日来るのは、私の作品に魅力があるわけではなく、「女としての私」だったのかと思うと残念でした。

それを、当時習っていた絵の専門学校の先生に電話で話すと

先生「なんで断るねん!金がないんやったら、女使うしかないやないか。減るもんじゃなし。」

私「減るわ!!!!」

このやりとりで、破門になりました。

その出来事を、最近主治医の先生に話したところ先生も「心が減りますよね。私を教えて下さった先生も、裏を一切つくらず真っ当に医師としてお仕事される方でした。私も見習って、一切患者さんからは何も頂きません。」と仰り、共感して頂けました。

写真界は、歴史も浅く「そんな裏はないだろう。」とぼんやり呑気に構えていたのですが、

最近、裏事情に精通している方の話を聞いて愕然としました。

でも、私は私の道を歩みます。負けません。