【一眼レフカメラで撮影することの意味】

スマホがどんどん進化してきました。

ボタン一つで風景やポートレートが撮影でき、自分好みに編集できます。

そんな、昨今で敢えて一眼レフカメラで撮影することの意味を考えてみました。

現在私は、兵庫県内に在住する工芸士の方々を撮影しています。

何度も何度も通ううちに、私なりの変化を見出しています。

それは、「私と被写体の間にある空気感」です。

一度では絶対に撮影できないものがそこにはあります。

写真家は、風景でも被写体でも何度も繰り返し試行錯誤を実行します。

そうゆう粘り強さを、スマホでは叶えられないと思います。

「とりあえず綺麗にかっこよく。」はスマホで十分叶えられます。

晩年のセザンヌがセントビクトワール山を何度も何度も描き、とうとう自分と山との間にある空気感を表現できるようになっています。

私は写真ですが、その粘り強さを座右の銘にしています。