黒門市場(くろもんいちば)
難波千日前エリアから堺筋を挟んで東側に黒門市場はある
ふぐをはじめとして海産物を取り扱う店が多く、年末は特に多くのお正月準備の買い物客でにぎわうはずである
が、ここ一二年くらい前ごろからであろうか、町の景色が少し変わった
外国人観光客の姿が多くみられるようになったのである
多くというよりほとんどと言ってもいいかもしれない
小さなトレーに数きれの刺身をのせ彼らに提供している店もある
うまそうだ、いやうまいに決まってる
一緒に並ぶ勇気は私にはないが・・・
もともとこのあたりには圓明寺というお寺がありその黒い色をした山門の近くにできた市場だからこの名が付いたという
大阪で有名な市場といえば天満の市場や雑喉場であったが、そこに出入りできない大阪南部地域の商人がこのあたりで商いを始めたのが起源という
中でも岸和田で取れた蛸を店先で釜茹でにし提供する店が現れ人気を博し、この黒門市場にも多くの人が集まるようになったという
大阪人のソウルフード「たこ焼き」の起源のひとつは、ここにあるのかも知れない