重力はとても不思議
地球上の物質は全て重力の影響を
受けているのにその実態は
よく分かっていない
磁石に砂鉄がくっつくのを見ても
わかるように重力は磁気に簡単に負けてしまう
そのため宇宙物理学者の間では
重力はどこか別の次元宇宙から
漏れ出て流れ込んで来ている
もしくは漏れ出て行っているのでは
という仮説がある
ボルダリングにはデットポイントといって
身体を重力に身を任せる事により
重力の抵抗が最も少なくなり次の一手が
容易く取れる動きがある
踊りなどでも重力に身を任せる事で
身体は一番重力から自由になり
滑らかでパワフルな動きが出来る
自分の身体を固体と見なすか
流動体と見なすかという意識の違いが
重力との関係性を変えるんじゃないかと
思っている
物事に対する見方もそんな気がする
固く考えると固くなり
柔らかく考えると柔らかくなる
人類の想念は固定概念のせいであまりにも
重たくなってしまっているんじゃないかな
集合意識もまるで沼みたいに重たく
粘着質なスープみたいに人の足を引っ張る
だけどここでちょっと見方を変えてみよう
私たちは重力という足枷を履かせられて
いる重たい固体なのではなくて
別の次元の宇宙から流れ込んできている
重力という宇宙の流れに支えられている
その流れに身を任せる事でもっと
流動的に身軽になれる
この世界自体も固められてしまった
固体ではなく透明な流動体で簡単に
変化出来る
人間はとてもとても重たい意識の扉を
開けようと これまで必死にもがいて来た
だけど本当は意識のあちこちに
被せられている無知という蓋は
透明で無重力に近く
実は簡単に持ち上げられる
その蓋を軽々と開けていく事で
深層意識の闇に光がもたらされる
そしてその事により
この世界にも光が溢れ出てくる
きっとそれはとても楽しい事なんじゃないかな
