○相場日和見

今年の漢字は「偽」と発表されました。食品の産地偽装から始まり、賞味
期限改ざんや偽年金記録と、その舞台は政治から老舗まで広範囲に及んで
しまいました。去年の漢字「命」と比べると、まったく恥ずかしいことば
かりの1年でしたね。


株式投資でも「偽」に文字通りだまされることがあります。保有している
企業が偽装を行っていたと判明すれば、大損してしまうことは確実です。
買おうと考えている企業、保有している銘柄の動向は、常に注意を払って
おきましょう。株価は全てを物語っています。何か問題があれば、事前に
株価は異常な動きを示すものです。


株主の権利のひとつである、株主総会に出席するのもよいかもしれません。
顔を見ればその人が善良であるかないかは判断できると、社会保険庁も
言っていましたしね…。それはさておき、その企業の役員、あるいは働い
ている社員の顔や雰囲気は、一度見ておいて損はありません。株主の権利
は存分に行使しましょう。


○相場概況


日経平均終値 15,514.51(前週末比▲441.86)


先週の東京株式市場は反落。11月後半から順調な回復を見せていた日経

平均は、16,000円付近で頭打ちとなってしまいました。

期待されていたサブプライムローン(低所得者層向の住宅ローン)問題に
対する欧米金融当局の救済策が明らかになったものの、更に金融機関の損
失が広がるのではないかとの思惑から、買い意欲は盛り上がらずじまい。


更に、じわりと上昇する物価が国内景気に与える影響や、米国のインフレ
懸念台頭も相場の足かせとなっています。為替市場や原油動向は落ち着き
を見せているものの、いずれも高い水準であるのは明白で、買い材料とは
なりませんでした。


今週も米国金融機関の決算発表などの外部環境に左右される展開が続き
そうです。欧米のクリスマス休暇を控え、市場参加者も次第に減少傾向を
たどると予想されます。



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○株式相場の基礎用語
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「資金供給」


先週、欧米の5つの中央銀行は、金融市場の動揺をおさめるために短期
金融市場に大量の資金を供給すると発表しました。


短期金融市場とは、金融機関が短期(1年未満)の資金を融通し合う市場
を指し、ここの資金が不足すると急激な金利の上昇や金融機関の経営環境
悪化につながります。


その短期金融市場に中央銀行が資金供給を行うということは、資金を必要
とする金融機関に低金利で資金を貸し出す、ということと同じような効果
を持ちます。金融市場の安定=金融機関の経営の安定、と置き換えたほう
がわかりやすいかもしれませんね。


ちなみにこの欧米中央銀行の協調行動は、2001年9月の米同時多発テロ
以来のことです。米サブプライムローン問題に対して、金融当局がいかに
警戒感をもっているかが伺えます。


(今回の「資金供給」は株式用語ではありませんが、特に注目に値する
 金融市場用語として取り上げてみました)


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