賞味期限切れすぎ!! | PowerLinker→Libio開発録

賞味期限切れすぎ!!

この前母が我が家(一人暮らしの)に来て、
賞味期限切れすぎ
(1か月以上前)の卵を、
知らずに使って料理してくれた。


自身も食べてから「あれ、この卵はまさか!?」となったので、
知らなかったため消費できたということになる。

いまのところ無事だ。
ちなみにネットで調べたら生食じゃなければ卵はけっこう持つらしいけど。

けど、このように

知らなきゃ無事食えるもんなんだよ

みたいな考え方で
ギリギリアウトなものを他人に売ったり食わせたりすることも
世の中にはあるんだろーな、と思うとちょっとげんなりした。


ただ、すべてが清く正しかったら、
やっぱりモノは消費されず、売ってる人や作ってる人は苦しくなるんだろう。
ややもったいないしね。

食の安全」と「もったいない精神」はどちらも最近注目のトピックだが、
二つが共存する世界は現実的には難しい。


共存するには、「エビデンス」という考え方が必要なんだと思う。
エビデンスというのは「証拠」という意味で、
過去の多くのデータから得られた事実を指す。

賞味期限と問題が発生する頻度に関するデータを取り、
そこから

「1か月の賞味期限切れの卵の生食による食中毒の発生頻度は0.4%」

みたいにすると消費者もリスクマネジメントができるよね。

まぁ、誰がデータをくれるんだ?って話になると
倫理的な観点からムリなんだけどさ。

仮にデータを集めたにしても、
俺そういうの気にしないッスけど

みたいな(丈夫な)人のデータしか取れないから偏りありすぎだし。


と、このようにエビデンスが取れないから、
我々はずっと、わからないリスクにおびえることになる。

食の安全問題の本質はここだ。