11月20日(日)。奈良県桜井市、長谷寺の紅葉が、見頃と成りましたので、訪問しました。
長谷寺は、山号を豊山と号し、朱烏(あかみどり)元年(686年)、道明上人が天武天皇のために、「銅板法華説相図」を初瀬山西の岡に安置した事に始まり、のち神亀4年(727年)、徳道上人が聖武天皇の勅願によって本尊十一面観音菩薩を東の岡にお祀りに成りました。
徳道上人は観音信仰にあつく、西国三十三所観音霊場を開かれた大徳として知られ、長谷寺はその根本道場とも呼ばれるゆえんであり、長谷詣で、長谷信仰は全国に広がりました。
下って天正16年(1588年)、専誉僧正がご入山されてより、長谷寺は関係寺院三千ヶ寺を有する真言宗豊山派の総本山として、また西国三十三所第八番札所として、檀信徒は約二百万人、四季を通して「花の御寺」として多くの人々の信仰をあつめています。
本堂(本尊十一面観音菩薩)
国宝に指定されている本堂は、慶安3年(1650年)に、徳川家光により、造営された大殿堂。10mを越す本尊を納める正堂、本尊を参拝する礼道が屋根で繋がった入母屋造。山の斜面に建てられ、その大きさを懸造りにより支えられている。
本堂内舞台
本堂から観た五重塔
本堂から観た本坊
事相・教相の根本道場である、大講堂や書院などがある。寛文7年(1667)徳川将軍の寄進で建立されたが、明治44年(1911年)炎上。現在の堂字は、大正13年(1924年)に再建された。
本坊前では、本尊様と同じ大きさで描かれた、観音御影大画軸(複製品)が、クレーンに吊り下げられ、境内の様々な場所から観られました。(11月20日まで)
五重塔
昭和29年、戦後日本に初めて建てられた五重塔で「昭和の名塔」と呼ばれて居ます。
11月20日(日)は、天気予報では、雨の予報でしたが、ネットの天気予報では、朝方に雨が止んで、曇りの予報に成りましたので、紅葉に行く事にしました。
長谷寺に行く途中、近鉄、伏見駅、丹波橋駅、長谷寺駅で、近鉄電車を撮影しましたので、次回にUPする予定です。