昨日、嵐山の天龍寺で、「おくりびと」の原作者、青木新門先生の講演を聞いてきました

最初は、「おくりびと」の裏話(笑)
仮の題が「納棺夫日記」だったそうで、青木先生が伝えたいことが書いてある部分がカットされて台本が出来上がり、話をしても理解されず、変更が出来なかったので、「題名かえることと自分の名前を抜いてくれ」と言って先生が折れたそうです

作者が伝えたいことって、放送ができない内容であればかえなきゃいけないって辛いね…
青木先生の幼少時代からの話も聞きました。
戦争時、父親は戦争に行き、母親と3歳の妹と1歳の弟の4人で、満州へ非難。
母親の乳が出ず、ある日起きると、1歳の弟が亡くなっていた…
母親が病気にかかり、隔離され、妹と2人で過ごした。
そして妹も亡くなった…
妹の亡骸を背負い、海辺の火葬場へ…
現代の9歳の少年ができることだろうか。
ある外国人で有名なカメラマンが撮った写真が映し出され、見て胸が締め付けられそうになった。
11歳の少年が、赤ん坊の死体を背負い、体に紐を巻き固定し、兵隊のような姿勢で直立していた。
涙も流さずに…
今、日本は平和だけど、世界にはこういうことがまだ残ってる。
何て日本は呑気なんだろうかと思わせられた。
青木先生は、昔、実際に葬儀屋勤務されていた。
いろんな死に目にしてこられて、親戚からも周りからもいろんなことを言われ…
濃く深い人生で、生と死を見てこられた。
私自身、父親の最期を家で共にした。
自宅外での死が90%以上のこの時代で、父親は良かったなと思う。
青木先生の講演は本当に良かった。
話が上手いから、笑いもおこるし、涙もあり。
「納棺夫日記」を読んでみよう

