🟣 ■介護士はプロ意識が欠落している⁈
雑誌の情報によると、介護職の地位はかなり低く見られています。昔で言うところの3K(キツイ、汚い、危険)+低賃金の代表格のように扱われているわけですから、介護とは無関係の人たちからは「他にできる仕事がなかったから、仕方なく介護職をしている人」と思われることがあります。
もちろん実際は、「高齢者が好きだから」「人の役に立てる仕事がしたいから」など、望んで介護職に就いている人がほとんどなのですが、なかなかそうは思われていないのが現実です。
そして、更に介護スタッフが思われているのが「介護士はプロ意識が欠落している」です。しかも、これは介護に無関係な人たちからだけではなく、実際に介護を受けている利用者のご家族など、関係者の意見でもあるのです。
「仕方なく介護職をしている人」と思われているだけなら「勝手に思わせておけばいいよ!」と、放置することもできますが、「プロ意識の欠落」は介護業界全体の衰退にも関わってしまいます。「安心して親族を預けられない」という意見のご家族が増え、「介護士になりたい」という人が減る、その他にも介護業界の未来に多くの悪影響を及ぼす可能性もあります。
■介護士はプロ意識が低いと思われる理由
では、なぜ「介護士はプロ意識が低い」と思われるのでしょうか。そもそも、そう思われる星の下にある職業なのでしょうか。その原因はいくつかあると考えられ、介護業界人はその意見をフィードバックする必要があります。
<ニュースにもなっている多くの事件や事故>
超高齢社会の現代の日本で、ニュースでも大きく取り上げられる、「介護施設での認知症患者に対する虐待・暴行」「介護士が利用者の金銭を窃盗」「デイサービス 送迎中の交通事故」「介護報酬の不正受給」などの事件や事故が大きな原因でしょう。もちろんこれの事件や事故は200万人近くいる介護従事者のうちの一部の人たちによる行為ではあるのです(もしかすると氷山の一角かもしれません)が、一般の人たちには「これが介護業界全体の実情」と感じられても仕方がないのかもしれません。
本来、人のためにあるべきはずの介護士が、結果的に人を貶める・人の命を奪う行為をしているわけですから「介護士はプロ意識が欠落している」「プロとしての心構えができていない」「本気で人の役に立ちたいという気持ちが無い」と思われることは容易に想像ができます。
<改善努力をしなくても経営が成り立つ業界という勘違い>
飲食店経営の場合、当然死に物狂いの経営努力をしなければなりません。例えばラーメン店を開いたとしても、商品が美味しくなければ客は来ませんし、店が汚い場合も同様です。そして価格も来店数に大きく影響します。駅前にもう一軒ラーメン屋があった場合は、そのラーメン屋との差別化を図る必要も出てくるのです。
介護事業所は「経営努力が必要ない」なんて意見はもちろん勘違いですし、勝手なイメージです。他との差別化など経営努力をしている介護施設はたくさんありますし、逆に経営不振により潰れてしまっている介護施設も多くあります。
一般の人の思い込みが「介護士はプロ意識が低い」という認識に繋がるポイントなのです。
<無資格でも働ける>
介護士の仕事として食事介助・入浴介助・排泄介助などがありますが、どれも人間が豊かな生活を送るために重要なサービスと言えます。しかし、これらのどの介助をするにも資格は必要ないのです。
資格を得ることにより、自覚・責任感・プライドなどが芽生えます。例えばプロボクサーのライセンスを取得すると「自分の拳は武器だ」という思いに続き、プロとしての自覚が生まれますし、医師資格を得ると「この技術でたくさんの人の命を救う」という熱意と同時に「医療ミスなどは決して許されない」という恐怖も意識付けされるでしょう。それは、介護職の代表的な資格である介護福祉士やケアマネジャー(介護支援専門員)を取得しても同じで、専門家としての責任感や自信が生まれます。
介護福祉士の資格を取得したところで法令的に「携われる仕事が増える」ということはないのですが、同じ仕事をするにしても無資格の人と国家試験に合格して介護福祉士の資格を持っている人とであれば、プロ意識の違いは歴然です。
<誰でもできる仕事>
「介護の仕事は無資格でも働ける」という事実が前提にあり、そこから「誰でもできる仕事である」と誤解されることが多いようです。“誤解”と書いてしまいましたが、実際は誤解かそうでないかを断言することできません。職業差別をするつもりはまったくありませんが、例えばコンビニやファミリーレストラン、ファストフード店や居酒屋の店員などは一般的に見て「誰にでもできる仕事」と考えられることが多い職業です。そういった店で働く人を見て「やっぱりコンビニ店員は居酒屋の店員に比べてプロ意識が高いなぁ!」などという話にはならないでしょう。つまり、介護職も同じように一般的に「誰でもできる仕事」と思われている時点で、プロ意識云々という目では見てもらえないのです。
しかし、同じ女性コンビニ店員でも、元気で愛想の良い小林さんと、無愛想でボソボソと何を言っているのかわからない今泉さんがいて、お客さんに「小林さんと今泉さんでは、どっちが仕事ができそうに見えますか?」と聞くと、ほとんどの人が小林さんに投票するでしょうし、実際に仕事ができるのは小林さんでしょう。つまり、誰にでもできる仕事の中にでも“仕事ができる人”と“できない人”がいて、“プロ意識が高い人”と“プロ意識の低い人”がいるのですが、実際はなかなかそういった目では見てもらえないのです。
<介護士の待遇>
介護業界の待遇にも問題はあります。「不十分な教育体制で、入社後2日ほどで一人前の介護士として働かなければならない」のような環境ではプロ意識が生まれる前に一線で働かなければいけませんし、しっかりした研修制度でプロ意識持った上で働き始めても「仕事内容の割には給料が低い」「劣悪な人間関係」のような環境では、プロ意識も心もすぐに折れてしまいます。
環境の悪い職場が多いことも、プロ意識が低い原因と言えるのです。
■そもそもプロとは??
前項では「プロ意識の低さ」について述べてきましたが、「プロ意識」とは何なのでしょう。そのまま読み解くと「プロとしての意識」なのですが……そもそも「プロ」とは??
プロ【professional】:①専門職 ②本職(商売となる職、生業とする職) ③玄人
僕たちはプロです。
利用者も、人間ですし、色々な方がいます。僕達はその人その人に合わせたケアを、考えなくてはなりません。
手のかかる人、手のかからない人、など、さまざまですよね。
プロであれば、そんな事を、選んで仕事は出来ません。手がかかるから嫌だとか、言ってしまったら
それはプロではない。素人ですよね?
今後25年問題が、押し迫ってます。認知症は当たり前、どんな方が来ても対応出来る様に、心構えしておかなければなりません。
皆さん 覚悟は出来てますか?
〜 佐藤憲一〜
2020年6月13日
https://youtu.be/zXLRPC3MqQ8
















