内視鏡検査で「進行がん」と言われてからの一週間、泣いてばかりいた。
でも一方でネットや知人の医師等から必死で情報を集めた。
自分のステージ、見当もつかない。
腹腔鏡手術って言ってたから、ステージ0やⅠの可能性はなさそうだ。
とにかく最初の手術が肝心らしいということがわかった。
N医大はどうなんだろう?
否定的な意見はなかったが、もっと良い選択肢がありそうだ。
色々調べた結果、都立駒込病院とがん研有明病院が候補に残った。
知人の医師は、
「どちらを選択しても間違いない。」
と言ってくれた。
7/17、N医大へ病理検査の結果を夫と一緒に聞きにいった。
「ステージはどのくらいでしょう?リンパ節や遠隔転移の可能性はありそうでしょうか?」
何を聞いても
「PET検査を受けてもらわないと何ともいえません。」
という回答。
マニュアル通りなのでしょう。
都立駒込病院とがん研有明病院、二通のセカンドオピニオン用の紹介状をもらって帰った。
翌日、夫と一緒に都立駒込病院へ。
駒込は自宅から近いので、小さな子どもを持つ私はこっちに傾いていた。
医師も好感のもてる先生だった。
「ステージはⅡかⅢaでしょう」と言われた。
最悪なケースも想定していたので、大きなショックはなかった。
むしろある程度の状態がわかって、気持ち的に落ち着いた。
手術の日程が9月になる(1ヶ月半待ち)というのだけが気になった。
「1ヶ月とかそういう単位で進行することはない」
という医師の説明は十分理解できたが、自分のメンタル的な問題で、そこまで待てる自信がなかった。
とりあえず先生の指示したすぐにできる術前検査を受けて帰った。
翌週、がん研有明病院に行った。この日も夫が同席してくれた。
主治医になるA先生の初診
「ステージはⅡかⅢでしょう。遠隔転移はないとは言い切れませんが、経験上ないと思いますがね。」
駒込と同じ見解。
A先生もとても誠実そうで好感がもてた。
「手術は一番早いところで8/18」
先生と話した感じとスピード感、迷いはなくなった。
駒込の時と同じように、すぐにできる術前検査を受けた。
心電図検査をしてくれた看護師?さんが
「ここは大腸では全国一だと思います。安心してくださいね!」
と言ってくれた。
スタッフが誇りを持っている病院、間違いないな!と確信した。
翌日、都立駒込病院に電話でキャンセルをした。