「生きることに、大いに欲を出してください」
主治医の先生、おっしゃいました。
「最近、少しだけ、『このままいけるかも』って、
自分の余命に
欲が出ちゃう時があります」
術後2年が経った、昨夏の節目検診で、
私の口から出た、こんな言葉に対して
先生が さらっとおっしゃいました。
「生きることに欲を出す」
今も、これからも・・・
自分のテーマだと思っています。
最初の診察で
「多分、悪性でしょう」
針生検の結果を見て
「乳がんの中でも、ちょっと悪いタイプでしたね」
「リンパ節にいってないと思ったけど、転移してたんでね~」
割と ズバッとモノをおっしゃいます。
私には、合ってるというか
ほかの先生がどういうのかが、わからないというか・・・
民間療法に傾倒してしまう、心の不安が尽きない患者さんを
叱り飛ばすこともある、先生です。
私の親友のお母様が、偶然乳ガンになってしまい。
私の主治医の先生にかかったらしく。
御札や水、健康食品に傾倒どっぷりのお母様。
親友の娘も、呆れて放置状態
もちろん、主治医と反りが合わず(笑)
転院。
ま、自分が信頼できる先生が一番です。
私は、医者の端くれです。
患者でありつつも
常に
「医者である自分」
が優位に立っています。
最近、ピアノをウン十年ぶりに再開しています。
悲しい曲は、強さを感じられるので好きです。
私も、今年はこの曲をマスターしようと思っています。
技術は10代に戻らなくても
悲哀?だせるかな~。