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カドサイラで治療をしながら2022年のお正月を迎えました。コロナウィルスのワクチン接種が進んだこともあり、家族がそろってお正月を迎えることができ、嬉しかったです。
一方治療の方は年明けの血液検査で腫瘍マーカーが上昇し、さらに肝機能の数値も悪くなり始めていました。CTを撮ったら、肺の腫瘍が広がっているという所見でした。
医師からはカドサイラでの治療を止めて、別の抗がん剤治療に変えようと言われました。
いくつかの選択肢を提示され、その中からどれにしたいか翌週の診察日までに考えるように言われました。
私なりにそれぞれの治療について、副作用や、実際に治療をされている方のブログなどを見て考えました。私が選んだのはハラヴェンという抗がん剤にハーセプチンとパージェタを追加するというものです。
ハラヴェンの副作用として、脱毛や骨髄抑制(白血球、好中球減少)、しびれなどがあると書かれています。また、ハラヴェンは2投与1休(2週続けて投与し次の週は休むという3週間を1クール)という方法なので、病院に行く回数が3週おきの時より増えます。
コロナ禍で在宅勤務が増えたこともあり、病院に行く頻度が増えても仕事への支障はそれ程大きくないと思ったので、これを選びました。
2月に入院して治療を開始しました。
脱毛はできれば避けたかったので色々調べていたら、頭皮を冷却する方法で、ある程度防げるという情報があり、たまたま、冷却材等のモニターを募集していたのでこれを試すことにしました。
これはそれなりに効果がありました。これについては、また、機会をみてもう少し詳しく書こうかなと考えています。
4クールこの治療をしたところ、腫瘍マーカーも正常値に近づき、肝機能マーカーも正常値に戻ってきたので、6月まではこの治療を続けました。しかし、次第に投与後好中球の数値が戻りにくくなり、2投1休ができず、好中球が基準値に戻るまで休まざるを得ないということが出てきて、どうしようかということになりました。
7月にCTをとり、肺の状態も改善されているということで、投与を2投1休から頻度を減らし、2週間に1回に変えることになりました。
病院に通う頻度が減ったのは有難かったですし、ハラヴェンには下痢などの副作用もあるのですが、これも2週おきにすることで大分楽になりました。
その後、腫瘍マーカーも正常値になり、現在までこの治療を続けています。多少の変動はありますが、マーカーの継続的な上昇はないです。
基本はハラヴェンを2週間に1回、ハーセプチンとパージェタを4週に1回投与するというのが今のペースです。標準的な投与法とは違いますし、色々な都合でハラヴェンの投与が3週に1回になってしまう時もありますが、マーカーや体調に問題はないです。
このような状況なので当面はこの治療を継続する予定です。