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2021年8月初めに入院してカドサイラでの治療が始まりました。私のガンはHER2陽性なのですが、カドサイラは抗がん剤にHER2に結合する抗体ハーセプチンを付けたものなので、がん細胞を選んで攻撃するタイプの薬です。そのため、正常細胞への副作用は一般的な抗がん剤より少なく、体への負担はあまりないのが特徴のようです。脱毛もありません。ただ、これに変えたことでそれまで使っていた、パージェタを使わないことになりました。入院後の治療は3週に1回の点滴を通院でしていくことになりました。
8月は仕事の忙しさは7月ほどではないのですが、お腹の調子は中々良くなりませんでした。6月と違い消化のよさそうなものを食べることはできるのですが、食事を十分にとる前に腸が張るとか、痛むような感じで食べられなくなるなど、胃よりは腸の方が不調でした。6月から飲み始めた胃酸の分泌を抑える薬について調べたら、通常8週間までというのが標準的な使い方のようでしたが、8週間以上処方されたままでした。そこで、消化器内科の診察の時に、この薬を飲むのを辞めてもよいか聞いたところ、食事がある程度とれるなら辞めてよいと言われたのでやめることにしました。
自分の感覚としては腸内細菌のバランスがめちゃめちゃになっている感じがしました。この薬を辞めて、整腸剤を飲むようにしていたら腸の調子は少しずつ良くなってきましたが、なかなか元通りの食事量には戻せない日々が続きました。
8月はお腹の調子がなかなか良くならなかったのもあり、近場に1泊の小旅行をした以外は仕事と治療に明け暮れていました。
この間に治療とのタイミングを計りながらコロナワクチンを打ち始めました。
10月になって季節も良くなり、どうしてもどこかに出かけたくなって、ずっと行ってみたいと思っていた志摩半島の賢島に一人で行きました。
10月はコロナ前には結構、仕事の出張での旅行があったのですが、コロナ禍ですっかり無くなってしまっていたので、たまには息抜きに旅行をしたかったのかな。
賢島は知人が良かったと言っていたので一度は行ってみたかったのです。
非日常を感じたくてリゾートホテルに泊まりました。
スペイン風の建物が素敵なホテルでした。
遊覧船に乗ったり、志摩スペイン村に行ったりして異国情緒を楽しむことができ、良い気分転換になりました。
11月に腕に点々と発疹ができ、気になって皮膚科に行ったら帯状疱疹と言われました。幸い初期に気づき軽度だったので1週間ほど抗生物質を飲んで回復しましたが、年齢的に免疫力が落ちていることを痛感させられました。
一方、腫瘍マーカーはあまり下がらず、様子を見ている感じでしたが、胃腸の状態が少しずつ良くなり、体調が悪くなる感じではなかったので、自分自身は気にせず過ごしていました。