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いよいよ入院して、5日間の治療を行うことになりました。
入院は月曜から金曜の平日、5日間です。放射線治療をした病院は手術や化学療法をしていた病院より自宅からは少し遠かったこと、また、入院が平日のみだったこともあり、入院にも退院にも家族は来てもらわず、見舞いにも来なくてよいと私から言いました。
乳がんの手術で入院した時は、手術後は絶対安静の期間があったし、傷の手当などもあり、基本的には病棟で過ごしましたが、放射線治療は違いました。
治療の時間になると放射線科の外来から連絡が来て、外来に行きます。外来には、通院で治療に来られる患者さんたちもいて、その患者さんに混じって治療を受けたり、診察を受けたりします。
この病院では体幹部定位放射線治療以外の放射線治療もしているので、他の放射線治療を受けに来られている患者さんもいるらしいのですが、夕方比較的遅めの時間に治療になると他の患者さんはあまりいなくて、私だけというときもありました。
私が体幹部定位放射線治療をした肺の腫瘍は1か所だけですが、治療は30分程度かかります。幸い私の肺の腫瘍は1か所だけでしたので、この治療をやりやすかったのですが、数が2,3か所でも治療は可能な場合もあるらしいです。ただ、あくまでケースバイケースなので、放射線治療しにくい場所もあるのかも知れません。
治療室に入ると、事前に作った型が治療台の上に置かれていて、そこに入り、体を固定します。
その後は、部屋の照明が落とされ、BGMが流れる中で、治療台も動き、また放射線を出している(と思われる)大きな機械が体の周りを色々な方向で回ります。痛くも何ともないのですが、固定した姿勢で呼吸を常に一定にすることは結構むずかしく、時には乱れてしまいそうになります。ともかく、じっとして我慢する時間という感じですが、つらいわけではありません。
1回目の治療の翌日だけ、肩の後ろに少し痛みがありましたが、その後はなくなってしまったので、放射線のせいなのか、固定した姿勢を長くとっていたせいなのかわかりません。
2日目には37.2℃の微熱が出ましたが、翌日には下がりました。それ以外、体調の変化は起こりませんでした。
この入院の時、同じ病室で向かいのベッドの方が、同じくらいの年代の方で、いろいろとお話ししていたら、私が住んでいる近くに、以前に来られていたことがあったりして、お話しが合い、お互いが暇な時間にはよく、おしゃべりしました。
入院が楽しいなんて変ですが、そういう良い方がいらして、この入院は結構楽しく過ごすことができました。