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この治療中に起こった最大のトラブルは点滴漏れです。

ハーセプチン+アブラキサンの治療を再開して4回目くらいだったと思います。この日は試行錯誤の結果、比較的手首に近い位置に点滴の針が入っていました。点滴液の落ちが今一つで、たびたび看護師さんがチェックに来て、管の確認をしていました。ほぼ、終わりに近づいたころに点滴の針の周囲に少し腫れがみられました。看護師さんが慌てて、医師を呼びました。医師もあまり、こういう経験がないらしく、マニュアルを見ながらその周り数か所に細い針で腫れを抑える薬を注射してくれました。看護師さんも医師もとても、心配していることが雰囲気からわかりました。

点滴漏れがこんなに大変な事と知らなかった私は、痛みも何もなかったので、一番のんきな顔をしていました。

そして、点滴を終了したあと、今すぐ皮膚科を受診してくださいと言われました。化学療法の看護師さんから皮膚科には連絡がされており、皮膚科の医師の問診のあと、塗り薬を渡されて、毎日塗って数日後に再診するように言われました。

幸い、点滴の後はその後腫れがひどくなることはなく、1週間後には何ともなくなったので、ほっとしましたが、点滴が本当に漏れるとかなり大変な症状になることを後から知りました。自分では手首をそんなに動かしたつもりでなくても、少しの動きで針がずれるということがあるそうなので、再度そういうことが起きないように気を付けなければと強く思いました。

 もう一つのトラブルは左手の指の怪我です。

私は左乳房全摘、リンパ節廓清をしているので、左からは採血もしないし、血圧測定もしてはいけないと言われているのに、料理をしていて包丁で手を切ってしまいました。

1センチ弱切れて、それなりに出血し、肝を冷やしました。

これでリンパ節浮腫になったらどうしようと、しばらくはとても心配でした。

いつも、苦労して右腕から採血や点滴の針刺しをしてくださっている医療関係者にも申し訳ない感じがしました。

 ですが、幸い、リンパ節浮腫にもならず、傷口はきれいに治りました。リンパ節がなくても、傷は治るということがわかりました。

そんな風に時々トラブルに見舞われながらも治療は進行し、3か月後の検査を受けることになりました。