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EC療法4回、ハーセプチン+アブラキサン4回の治療が著効し、治療前にあったものがかなり縮小したために、副作用が少ないハーセプチンのみでの治療に変えることになりました。
ここまで、化学療法をしてきて最初は3週間に1回のペースについて、これは絶対守らないといけないものと思っていたのですが、状況に応じて、4週に1回になったりすることがわかりました。
私の都合や医師の都合により、この間隔は融通することがありました。
一方、これで治療が終わるわけではなく、今後も治療を続けなければいけないということもわかりました。化学療法を始める前は、漠然と予定した治療がうまくいけば、それでいったん化学療法はやめることができるのではないかと期待していたのですが、それは甘い考えだという事がわかりました。
確かにここまでに行った化学療法(抗がん剤)は非常に効果があり、転移はどれも縮小しました。でも完全に無くなったわけではないのです。残っているものがある限り何等かの治療をつづける必要がありました。
この時点までに化学療法を行うに当たっては、プライベートも仕事もできる限り治療を優先してスケジュールを組むようにしていました。治療後の週末は疲れやすいので、家でゆっくり休養できるよう他の予定は出来る限り入れないようにしていました。また、あまり遠くへ旅行することも控えていました。(治療開始前から決まっていて、変えられなかった出張はありましたが。)
でも、今後もいつ終わるとも知れない治療とともに、生きることになることがわかり、自分の中で考えが少し変わりました。
手術の時には、まず、この負荷の大きい体験を乗り越えることが当面の関心事でした。化学療法が始まった時も、同じような気持ちでいました。
しかし、最初に予定した化学療法終了のあと、効果はあったものの、治療はまだまだ続くと言われ、そのことに少し気落ちしました。
自分の体調はというと、それなりに元気で仕事も生活もできていました。
そういう状況のもと、治療しながらも、やりたいことは体力があって色々とできる間にやりたいと思うようになりました。治療のスケジュールはある程度はこなすけれど、自分がやりたいこともしっかりと予定に組み込み、時によっては治療スケジュールよりやりたいことを優先する、という位の気持ちに変わりました。
「いつか」やろうではなく、やりたいと思ったら躊躇しなくなったんです。
今の元気な状態がいつまでも続くということは誰も保障してくれない、元気なうちにやり残すことがないようにしたいという思いです。
この病気を経験された方はこういう気持ちになることがあると、他の患者の方にも聞きました。こういう思いをお持ちの方は多いのかも知れません。