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2013年は、病気とは別に私の周囲に起こった様々な出来事に振り回されていました。その中には大変なことも、良いこともありました。あながち悪いことばかりではなかったので、自分としては納得して生活していました。
でも、段々とどうにかして、手術できるような環境を整えないといけないと思うようになっていました。
乳がんの告知をされたことは家族には話してはいましたが、私があまりに普通に生活しているので、家族も病状をそれほど深刻には考えていなかったと思います。実際特段体調が悪いと感じることもなかったのです。
この間も積極的な医学的治療はしていないものの、中医薬を飲んだり患者会に参加したりはしていました。
患者会では初めて乳がんで抗がん剤治療をされている方のお話しを聞くことができました。
まだ当時の私は抗がん剤の知識もあまりなく、その方がどの抗がん剤を使われているかは聞かなかったのですが、ずっと体調が悪いわけではなく、抗がん剤の投与後数日すればふつうに生活できるということを聞きました。このことは生の情報として、私の抗がん剤への恐怖をかなり和らげてくれました。
夏に登山した時に泊まった山小屋の浴場で乳房を全摘した方を見かけました。知らない方ですので、声はかけませんでしたが、傷はきれいでした。何より、全摘の手術をしても登山のような活動ができるのだということが私には大発見でした。
それまでは手術したり抗がん剤治療したりすれば、今できている色々なことができなくなってしまうのではないか、という心配が大きかったです。私は年齢的に幸い子育ても終わっていて、乳房を失いたくないという気持ちはそれ程強くなかったのですが、今できることができなくなることに耐えられるか自信がありませんでした。
そうこうするうちに2014年になりました。
治療に対する気持ちの上での壁はだんだんに低くなってきましたが、周囲の環境が手術に踏み切れるようになるには時間がかかってしまいました。
私の周囲の状況はというと、私にはどうすることもできない事態となっていき、簡単には私が手術に踏み切れない状態が続きました。
様々なことが一段落し、治療に取り組もうと思いもう一度クリニックに行ったのは2014年の9月でした。
私の見通しではすぐ手術ということになるかと思っていたのですが、実際の手術は11月の末でした。再度、転移がないかどうかの検査をし、問題ないと診断で手術が来まりました。