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10代の初めのころ、あることをとても一生懸命考えた時期がありました。

若者が考えそうなことではありますが、何のために生きているのだろうということです。

日々、学校に行き、勉強をしたり、友達と遊んだり、部活をしたり、稽古事をしたり。元気な子供でしたし、それなりに忙しい日々でしたが、自分は本当は何をしたいのだろうかとか、将来はどうなりたいか、などを考える中で、起こった疑問が自分は何のために生きるか、でした。

そして、その時に一生懸命考えた結果たどり着いた答えは、「死ぬため」という答えでした。

「生」の最後には、「死」というゴールが必ず訪れる。そこに向かって生きるということでした。でもその時に同時に思ったのは、漫然と死に向かうのではなく、その最期の日にたどり着くまでに重ねる日々、「自分にとって良いと思うことを選択し、実行し、後悔しない」ために生きようということで、自分はそう生きるとその時に決めました。それが「よりよく生きる」ということです。

その考えは、10代の初めの時から今に至るまで私の中で変わらない考えです。これまでの人生で楽しいこと、嬉しいこと、幸せと感じたことだけでなく、苦しいこと、自分にとっては荷が重いような大変さを感じたこと、理不尽な辛さを感じたことなど、色々な時がありましたが、常に思いは「より良く生きたい」、最期は「良い人生を生きた」と思いたいというのが心の底にありました。

乳がんという病気は簡単に治ると思えないという意味で大変なことの一つではありますが、それまでいろいろと私の人生に訪れてきた大変なことの一つとして受け止め、より良く生きたいと思っています。