小麦粉10%強値上げ/県内業界、経営「厳しくなる」

2011/04/23 09:59
 製粉大手の日清製粉は22日、業務用小麦粉の出荷価格を6月20日から平均で10%強値上げすると発表した。同業の日本製粉や昭和産業も追随する見通しで、小麦粉を使う麺やパンなどの値上がりにつながりそうだ。

経営「厳しくなる」うどん製造業など香川県内業界
 業務用小麦粉の出荷価格に大幅値上げの動きが出ていることを受け、香川県内の製粉業者やうどん製造業者からは22日、経営の悪化を懸念する声が相次いだ。うどん店などで今後、値上げの動きも出てきそうだ。

 製粉大手の日清製粉が同日発表した業務用小麦25キログラム当たりの値上げ幅は125円~330円。香川県内の製粉業者や製麺業者でつくる香川県製粉製麺協同組合の担当者は「値上げが三桁になるとかなり厳しい」と説明、「値上げ分を商品に価格転嫁しなければ、経営が立ち行かなくなる」とこぼす。

 「ガソリン代や電気代が上昇する中、小麦価格の大幅値上げの影響は大きい」と訴えるのは、県内のうどん製造・卸業者らで構成する本場さぬきうどん協同組合の大峯茂樹理事長。「今後、値上げせざるを得ない状況になるのでは」との見方を示した。
 
 
 
山さ~~ん、価格据え置きでお願いします~(苦笑)