
ゴスペルは、教会の音楽。でも、教会音楽だというだけではこのパワーは決して説明出来ない。
Power Chorus コンセプトで歌う7つのチーム/クラスが、本イベントのためにそれぞれのジャンルを持ち寄って、アメリカの黒人たちが紡いだ音の歴史をたどりました。
プログループ Dreamers Union Choirも出演。

キッズパワーコーラス:African
最も悲しく、苦しいときにこそ、それを言葉にして、リズムにして、歌い出す。アメリカの奴隷達を生き延びさせたその知恵とパワーは、アメリカで始まったのではなく、遠い彼らの故郷、アフリカから始まったのです。

Power Chorus 大田:Spiritual
「黒人霊歌」と訳されるこの音楽は、南北戦争以前に奴隷だった黒人たちの凄惨な日常から生まれた、書き手も知られる事のない民謡です。ゴスペルの祖先と言われる事がありますが、正確ではありません。それは、賛美、皮肉、技巧、嘲笑を含み、ゴスペル、ブルース、ジャズ、ソウル、ファンクなど、全ての黒人音楽の祖先となった音楽です。

Power Chorus 新宿:Jazz
多くの音楽ジャンルには、父と母がいます。ブルースの悲哀という母と、クラシックの論理という父が結びついて、ミュージシャンがめくるめく技巧と知性を披露しながら、かつダンサブルという真新しい音楽を生み出しました。

Power Chorusマチサガ!: Soul/R&B
黒人霊歌は、日々を生き抜くための愚痴や皮肉、今の教会では奨励されないメッセージやダンスのスタイルも含んでいました。それらのメッセージやサウンドは、ゴスペルとは別の進化をたどり、やがて全てのポピュラーミュージックの祖先となります。

Busy Smile Deliverers:Musical
20世紀後半、黒人作家達は、苦しみや解放を知る彼らだからこそ語れる多くのメッセージをその作品の中に込めました。チャーリー・スモールズの手によって、ソウル・ミュージカルと化した「オズ魔法使い」の物語は、希望と尊厳、自由と解放、信じる心の、今日生きる人に語りかけるリアリティーとなって語りかけてきます。

Soul Symphony:Gospel
アフリカから来た黒人たちにとって、神への賛美とは静かにひざまづいてなうものではなく、魂と体と声の全てを使って行なうものです。黒人教会はそもそも白人達に教えられたスタイルでは魂を解放しきれない黒人たちが、白人達の教会から飛び出して造り上げました。私たちを魅了して止まないエネルギーが、この音楽にはあります。

Dreamers Union Choir: Inspirational
ゴスペルのエネルギーは、ポピュラー音楽の国アメリカの、多くのアーティストに(或は全てのアーティストに)影響を与えて来ました。このエネルギーは教会を飛び出し、すでに教会以外の全ての音楽の財産となっているのです。人種と宗教の壁を越えながら、ゴスペルのエネルギーやスタイルをもつ楽曲は、時に「Inspirational」と呼ばれます。私たちが、Power Chorusと呼んでいるコンセプトのおおもとです。

そして、この文化を繋いで来た人々であるアメリカ人達がコンサートを訪ねて来てくれました。主に米軍基地内の黒人教会からのゲスト達です。彼らにこの音楽を楽しんでもらえた事は、とても光栄でした。
それでは、当日の動画から、オープニングを飾らせてもらった一曲をご紹介します。
Black National Anthem (アメリカ黒人国歌)。奴隷解放戦争である南北戦争時代に書かれ、後にアメリカの黒人達の国歌として扱われる事になった楽曲。
ゴスペルスタイルクワイアーの為の3声アレンジ。
Dreamers Union Choir による演奏。
(歌詞は短縮バージョン)
楽譜ダウンロード可。
http://ux.getuploader.com/powerchorusfiles/
動画の後半に、各パートを歌ったサンプルが入っているので、是非みなさんも歌ってみてくださいね!




