ご質問へのお答え
-- スタンディング or シーテッド? 選ぶ基準はありますか? --
2022年 11月 1日(火)
 
(匿名希望さまからのご質問です)
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相川さんいつもブログ楽しみにしています。
質問です。
スタンディング種目とシーテッド種目の選び方は何か基準がありますか?
僕はウエイトトレーニングしかしていませんが、基本スタンディングで行っています。
スタンディングの方がトレーニングの時に体幹も自然に使われるかなと言う考えでやっています。
脚や腰に故障や不調がある時や、コンセントレーションしたい時はシーテッドの方がいいのかなと思いますが、自分では幸い不調の部位がないのでシーテッドで行ったことがありません。
相川さんの中で、この種目はこうだからシーテッドの方がいいよとか、こういう理由でシーテッドでやる時があるとかあれば教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。

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相川浩一の答え
 

リビングではない。

 

以前、

月刊「ボディビルディング」誌

連載で

書かせていただいた内容ですが、

ジムでのトレーニングは、

「立ってやる」

「座ってやる」

「寝てやる」。

 

大別すると

こんな感じです。

 

種目名で言えば、

「スタンディング〜」

「シーテッド〜」

「ライイング〜」

みたいな

感じですね。

 

立とうが、

座ろうが、

寝ようが、

体幹部や

ハムストリングの

”使い方”が大切であり、

決して、

リビングで寝てたり、

座ってたりの

世界では

ないわけですね。

 

例えば、

「シーテッドショルダープレス」。

 

気にすべきは、

下半身や起立筋の

”使い方”です。

 

最大の

「固定源」

となります。

 

そして、

身体がどれだけ

自分のものになっているのか

がわかります。

 

結論、

”スクワットで

しゃがんだつもり”で

「シーテッド」しているのです。

 

いきなり、

それがやりにくかったら

ベンチに

足を絡ませたりします。

 

要は

全身の緊張から、

いつも言うように

ウェートが

挙がって行くわけです。

 

スタンディングは

もちろん最高の

全身トレーニングですが、

反り過ぎの

腰痛リスクもありますから、

日頃からの

腹筋強化が

外せませんね。

 

ちょっとでも

腰痛の「入口」を

感じたならば、

腹筋強化を

思い出してみて下さい。

 

最後に

ライイング種目でも

「寝差し」に

代表されるように

お尻を浮かした

デクライン姿勢を

積極的に取り入れると

起立筋から大臀筋

ハムストリングと

身体の軸が強化され、

全ての種目に

好影響ですよ。

 

ベンチプレスが

肩痛い人なら

ベンチに足を乗せて

お尻を浮かした

デクラインポジションで

しばらくベンチプレスすれば、

肩上げの癖も

矯正出来たり、

軸も強化できたり、

一石二鳥です。

 

話すと

長くなり、

いくらでも書けそうですが、

今日はこの辺で。

 

ハードコアトレーニング

頑張って下さい!

 

応援しています!

 

今から

部屋の入口

整理します。

 

なんか、

部屋の入口って、

バリケードみたいに

もの置きたくなるよね。

おれだけ!?

 

では!

 

追伸、

スタンディングなら

たまに

股にボール挟んで

エクササイズしたり、

「シーテッド」、

「ライイング」なら、

前述のように

下半身や起立筋に

気を配り、

いずれにしても

ウェートと全身の

「一体化」を

目指します。

 

体幹の疲労や

トレーニング部位への

コンセントレーションを

意識したい時は

「シーテッド」や

「ライイング」が

増えますね。

 

いずれにしても

全身で

挙げます。

 

相川浩一

 

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いつもありがとうございます!!

お互い頑張りましょう!!

 

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【 相川浩一 プロフィール

 

競技ボディビルダー。
(JBBF 日本体重別選手権 四連覇含む
八回優勝他、優勝・入賞多数)。
(フィジカルコーチ)男子ハンドボール日本代表 東京オリンピック2020。
(ストレングスコーチ)男子ハンドボール日本代表。
パーソナルトレーナー。
パーソナルコーチ。
新日本プロレス 肉体強化トレーニングコーチ歴任。
学校部活動コーチ。
作家(筋力トレーニング書籍、専門誌連載、著作小説)。
講師(大学、消防学校。セミナー)。
日本スポーツ歯科医学会正会員。歯科技工士。元消防士。