ご質問へのお答え -- プレス種目極意 --
2022年 10月 23日(日)
 
(匿名希望さまからのご質問です)
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はじめまして。
相川さん。
ブログいつも読んで、試せるるものは試しています。
先日の肩のトレーニングはとても興味深く読みました。
プレス中心に試していますが、プレスの時に気になった点を質問したくてメールしました。
気になった点は、ダンベルでショルダープレスをした時のふらつきです。
特に上に挙げてから降ろす時や下に下げた時の、動作が切り替わる時にふらつきます。
これは体幹の締め具合の問題でしょうか?
もしくは関節の安定の問題でしょうか?
そしてこれも先日相川さんのブログに書いていらした固定源のことも併せて気になりました。
ショルダープレスでは固定源は肩甲骨?でいいんでしょうか?
肩は効かせる筋肉なので固定源にしてはいけないと思いますが、プレスの時は自分での高重量になった時に、自然と肩を固定してしまっているような感じを受けます。
そうすると肩より腕に効いてしまっているのでしょうか?
お時間がある時によろしくお願いします。

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相川浩一の答え
 
プレス種目極意
 
結論から。
 
ベンチプレスだろうが、
ショルダープレスだろうが、
「プレス系種目」は
肩甲骨を
“下に下げて、寄せる
この位置を
強烈にキープ“。
 
以上です。
 
 (愛する読者のみんなは
特に読まなくてよい
“NASA“
数行続きます)。
 
 正に“NASA“。
 
スペースシャトルの
発射を思い出して。
 
膨大なエネルギーで
ゆっくり
上方に
打ち上げられていきます。
 
蛇行したり、
土台が
動いたりしませんね。
 
「 筋反発動作理論 」では、
「骨盤」を介在した
身体の
上下の神経系統の
繋がりを整備し、
それを
強化促通させる
下準備を施し、
よって、
前述の通り、
「肩甲骨」を下制、内転させ、
「最大固定源」である
「起立筋(ハムストリングも含む)」を
常に
高く収縮させて、
発射台の如く、
安定感
増し増しなのである。
 
したり顔。
 
ブレるというのは、
だいたい
前腕とか、
身体の
末端の筋肉に頼って、
中心から
安定を生んでいない状態
が考えられますね。
 
そもそも、
「固定源
(起立筋や肩甲骨位置を
キープしている
菱形筋など)」からの
逃げられないエネルギーが
バーベルを通じて、
上方に逃げていく。
 
これが
「プレス」の
考え方です。
 
正に
NASAスペースシャトルの
打ち上げの
如くです。
 
ちなみに
肩は
「固定源」でなく、
固定されて“しまっている場所“
となります。
 
あくまで
「肩甲骨」と「起立筋」や
ハムストリングが
「固定源」であり、
動作の主役です。
 
動かさない土台が
こそ、
動作の主役
なんですよ。
 
結果、
主動筋の
付着点(起始、停止)に
ダイレクトに
筋収縮出来る
わけですね。
 
起始部が
固定されて、
停止部が
近づいたり離れたりが
効率的な
筋トレの動き
になりますね。
 
(一応
起始、停止、
能書きたれます。。
 
【 三角筋の起始 】
鎖骨の外側、
肩甲骨肩峰、
肩甲骨の肩甲棘下縁。
 
【 三角筋の停止 】
(起始に向かって動く付着点)
上腕骨の
三角筋粗面
(上腕骨のやや上方ほぼ中央)
 
以上です。
 
はい、
能書き
たくさん書きましたが、
ウェートに
コントロールされずに、
ウェートの主人は
自分だと
強く
コントロールすること
ですね。
 
ヒントの一つに
ライトウェートを用いて
「握りをやや緩めて、動作する」
こうすることで、
全身に気を配れて、
 
緩い
「固定源」が
見つかりますよ。
 
また、
「プレス」し切った位置で
スクワットを思い出し、
身体の位置を
微調整する。
 
こんなポイントも
どこにも書いてない
語られていない
でしょう。
 
読んでるみんなで
こっそり
シェアして下さい ^_^
 

相川浩一

 

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【 相川浩一 プロフィール

 

競技ボディビルダー。
(JBBF 日本体重別選手権 四連覇含む
八回優勝他、優勝・入賞多数)。
(フィジカルコーチ)男子ハンドボール日本代表 東京オリンピック2020。
(ストレングスコーチ)男子ハンドボール日本代表。
パーソナルトレーナー。
パーソナルコーチ。
新日本プロレス 肉体強化トレーニングコーチ歴任。
学校部活動コーチ。
作家(筋力トレーニング書籍、専門誌連載、著作小説)。
講師(大学、消防学校。セミナー)。
日本スポーツ歯科医学会正会員。歯科技工士。元消防士。