(POWER BUILDING HP '17 11.17 からの再録です)。

 

千葉市消防局救助課程講師
2017年 11月 17日(金)

千葉市消防局の
小島救助隊長からお話を戴き、
僭越ながら、千葉市消防学校にて、
一日講師を務めさせて戴きました。

初任科課程を終了し、
間もない中、
専門課程である
救助課程に入校している
学生の皆さんと1日を過ごしました。

わかりやすい話、
レスキュー隊の育成場所です。

私は約6年ほど
消防職員として過ごし、
当たり前ですが
何度も火災出動し、
300㎡全焼なんて現場もありました。

そのような立場から
まだ、災害出動の経験のない
フレッシュな学生たちに、
「消防活動のための体づくり」
というテーマで、
講師を務めさせて戴きました。


政令指定都市である
千葉市消防局には、
ヘリコプターまであるんですね。

並んだ2機を見させて戴きました。

初めて間近で見ました。

大変貴重な経験でした。




詳しい説明や
隊員の勤務時間など、
興味深く
お話を聞かせて戴きました。

飛行機でもわかりますが、
空の移動って驚異的に速いんですね。

さて、
実際の講義は座学90分、
実技2時間半で行いました。

座学では、
食事を含めた体づくりの仕組み、
実際のトレーニング、
公務員と民間社会の違いなど、
私ならではの
お話をさせて戴きました。

そして最後に私自身が、
ケトルベルでのスクワットとスィングを
16kg 2個で3分間行う
動画を見てもらいました。

私は何も言いません。

そして、その後の実技で、
少し軽くして学生達と、
実際の管轄の救助隊員の
希望者にやってもらいました。

この講義で
伝えたかったことの1つは、
「見るのと実際に体験することの違い」
を学んで欲しかったのです。

それは、レスキュー隊員として、
要救助者の気持ちを
出来るだけ
「想像できる」
ようになってもらいたいからの、
自分なりの講義のテーマでした。


それから、
24kgの重りを持ち、
3人で合計1,000歩の
深いレッグランジを課しました。

誰が何歩してもいいのです。

隊員間で助け合うことを学びます。

この一見、
最近の社会風潮と
逆行するような実技時間は、
「災害現場で、
貴方たちが諦めたら、
最後の砦が崩れたと言うこと」
というメッセージを伝え、
考えてもらいました。

いつも、やさしい自分ですが、
今回の
「テイスト」は、
極限をフィールドとする方々なのです。

しごきはしませんが、
助け合ったり、
自身で体感することをテーマとし、
自分も一緒にトレーニングしているつもりで、
関わり、励ましました。


実はその数日後、
1人で24kg持ち、
ランジ1,000歩やってみました。

2時間5分でやり終えました。

その話を小島救助隊長に話したら、
なんと、隊長も1人で
1,000歩したそうです。

やはり、男の中の男ですね。

どんな世界に行くのかは、
自分も行ってきましたから、
わかります。

800歩辺りから長かったですね。

深いランジですから。

最後に学生達と記念撮影して、
ハードな1日が終わりました。<br>


聞くところによると
もうすぐ、救助課程が
無事終了するそうです。

自分があった日より
数倍逞しくなっていることでしょう。

後日、相川の訓練での
各自の所感を戴きました。

裏表しっかり書かれたレポート用紙を
1つ1つ、読ませて戴きました。

どれも素晴らしく気持ちの入った訓練と、
同じ熱量を感じる文章でした。

数人の学生の物を掲載しておきます。



リアルで

熱い人達と過ごした、
素晴らしい1日を
ありがとうございました。

感動的頑張りをありがとう。

千葉市消防学校
学校長 大岡 信様

副校長 君塚政則様

大変、お世話になりました。

ありがとうございます。

コーディネート戴いた
小島隊長、
田中司令補、
細やかなサポート
ありがとうございました!

 

( 相川浩一 )
競技ボディビルダー。
(JBBF 日本体重別選手権 四連覇含む
八回優勝他、優勝・入賞多数)。
男子ハンドボール日本代表 東京オリンピック フィジカルコーチ。
男子ハンドボール日本代表 ストレングスコーチ。
パーソナルトレーナー。
パーソナルコーチ。
新日本プロレス 肉体強化トレーニングコーチ歴任。
学校部活コーチ。
作家(筋力トレーニング書籍、専門誌連載、著作小説)。
講師(大学、消防学校。セミナー)。
日本スポーツ歯科医学会正会員。歯科技工士。
元消防士。