私の住むアパートでは、日々の暮らしの中に住人同士の協力と工夫が息づいている。
郵便物や荷物の管理を担う方、毎月配られる予定表に季節のポエムを添える方、それを200軒近い各家庭に配ってくださる方など、多くのボランティアの手によって支えられている。
規模は小さいながら、館内にあるコンビニエンスストアも、レジ業務から商品の仕入れに至るまで、すべて住人の自主的な関わりによって成り立っているというのだから、感心してしまう。
そんな中、夫は毎月開催される「ムービーナイト」を担当している。
これは、第3日曜日の夜にコミュニティルームで行われる映画鑑賞会で、住人にとってちょっとした楽しみのひとつ。
この部屋は30畳ほどの広さに対してテレビは60インチで、音響の面ではやや頼りなく、特に耳の遠い方には聞き取りづらい。
そこで夫は、自宅のアンプやスピーカーを持ち込み、簡易ながら本格的なホームシアター環境を毎回整えている。
映画の選定から機材の運搬・設置に至るまで、労力はかなりのもの。それでも、いい映画だった、ありがとう、といった言葉に励まされ、そのたびに喜びを感じているみたい。
とはいえ、すべてが順調というわけでもなく、
先月のムービーナイトでは、夫がガレージセールで見つけた映画を上映したのだが、予想外の反応に。最初は20名ほど集まっていたものの、あれよあれよと途中退席者が続出、最終的には8人に。😅
レビューも高く、俳優陣も名の知れた顔ぶれだったため、夫自身は事前に観ることなく上映に踏み切ったのだが、その結果には本人もかなり落ち込んでいた様子だった。帰宅時の気まずそうなしょんぼり顔が、今も忘れられません。😆
そして今月の上映会が再び近づいてきた。
毎回、多くの人に楽しんでもらえる作品を選ぶことは決して容易じゃない。
そこで今回は、私も映画選びに参戦。いくつか候補を出してみたところ、どうやら「セント・エルモス・ファイアー」が有力候補に。
昔の青春映画だけど、大人が観ても味わい深い名作だと思うのだけど、さて、シニアにはどう映るかな。