少し前に、コロラドに住む息子が、アメリカの陪審員制度(Jury Duty)の召喚状を受け取りました。

召喚状を無視すれば法的責任を問われるため、その日まで下調べを行いながら緊張感を持って過ごしたそうです。


召喚された市民には多大な時間的・経済的負担がかかり、欠席には罰則が科されることもあるため、ほとんどの人は、何とかしてこれを回避しようと、裁判官に言い訳をするそうです。


以下は冷静な息子のレポートから。

指定された日、朝7時に裁判所へ向かうと、そこには空港の保安検査並みのチェック後、100人以上が座って待つ大きな待合室に通され、自分も周りの人も緊張感でピリピリ。中には今にも泣き出しそうな若い女の子もいたそう。




(息子より)

陪審員は無作為に集められるが、全員が裁判に参加するわけではなく、確率は10%~20%ほどだそうです。

しばらくするとランダムに名前が呼ばれ、息子はなんと一番最初に呼ばれて別室へ。
最終候補として残ったのは、およそ17人ほどで、そこから12人に絞られる。その他の人たちはその時点で帰宅となりました。

別室では、検察側と弁護側、二人の弁護士から事件の概要説明があり、その後、陪審員として適任かどうかを判断するための質問票に答えることに。
質問内容は意外と幅広く、例えば、
好きな音楽は?
好きな映画やドラマは?
普段、家ではどんなふうに過ごしているか?

息子は、陪審員に選ばれることから逃れたい一心で、
ここは無難に答えてはいけないと判断。
事実とフィクションをほどよく織り交ぜた回答を記入したそうです(笑)

好きな音楽:ヘビーメタル
好きな映画(ドラマ):『デクスター』
普段、家で何をして過ごしているか:「壁をじっと見つめている」

すると、
質問票を確認した弁護士があっさりひと言。
はい、もう帰っていいですよ。

普段は真面目な息子が、そこまでして必死に逃れたかったのだと思うと、可笑しくて涙が出るほど大笑いしてしまった。

丸一日を費やす覚悟だったが、わずか3時間ほどで解放され、安堵の息子。

実は夫のもとにも先日召喚状が届いたばかりで、2月上旬に出頭する予定です。