結婚する前は、孤独ってあまり感じたことがなかった。
いつも人といた気がする。
その頃は、ワイワイ、ガヤガヤが楽しかった。
だけど、結婚して、夫の故郷の田舎に引っ越してきてからは、いつも孤独感があり、とても不安な日々を送っていた気がする。
知らない土地で、頼りになるのは夫だけなのに、夫はいつも仕事で帰りも遅く、
休みの日は付き合いで出かけていってしまう始末。
私は夫の代わりに田舎の付き合い(行事)に出ることも多かった。
田舎の物音ひとつしない夜の静けさの中、
(虫やカエルは鳴いてますけど〜)
家でひとりでいることも多くなり、
若かった私は寂しくて、涙したこともあった。
時は流れ〜あれから20年!
今ではひとりが大好きになってしまって
人と群れることにとても違和感を感じるようになってしまった…
自然がいつもそばにいる。
自然が友達みたいなところがあるかな〜
病気になってからは特に、
体が自然と 自然を求めた。
そして、人と群れていたときには気がつかなかったことに気がつくようになった。
自然界はやさしくて、
パワーをくれたり、励ましてくれたりする。
ホントに。
今日は、私をいつも助けてくれる鳥の話をしたいと思います。
鳥は神の化身なんでしょうか…??
と思うようなエピソードが数えきれないくらいあります…
そのうちのひとつ、
10年くらい前の話ですが、
病気で自宅療養していた頃、
家事もあまりできないし、仕事にも行けない状態が続いていました。
何もできない、
人の役に立てない自分が辛くて辛くて、
無価値感でいっぱいで、心が泣いていたんです。
そんな時、ある城跡の公園に散歩に出かけ、
公園の一角にある小さなお堂の神様に、
すがるような気持ちで手を合わせました。
そして、お堂に背を向け歩き始めたら、
お堂の後方から、トンビの鳴き声が響き渡りました。
「え!?」
「トンビ??」
3羽のトンビたちがやってきて、
私の頭上でくるくると舞うんです。
しかも楽しそうに。
じゃれあってる。
それを見て私も自然と笑顔になっていました。
「ほら、もっと楽しんで!大丈夫だよ!」って言われているような気がして…
ホントにあのときは、元気をもらいました。
救われました。
トンビは、私の心が不安な時や、孤独を感じているときなど、ことあるごとに現れて私の側まで来て舞ってくれるんです。
偶然?気のせい?
最初はそう思いましたが、
今では普通で
神社に行った時も、よく飛んでいます。
また来てくれたんだな〜って、
嬉しくなります。
そういう話をすると否定する人もいますが…
その人の感性ですから、
それで、幸せを感じたり、
救われたり、元気が出るのであれば、
勘違いだとしても、思い込みだとしても
いいじゃないですか〜
笑顔になれて、
ほっこりできるんだもの〜
孤独を感じた時、心寂しい時は、自然のあるところへ行ってみると、たくさんのいのちに出会います。
みんな生きてる。
そして、優しい。
五感を研ぎ澄ませば、自然界がくれるメッセージを受け取れるかもしれません