5歳からおけいこを始めた次男の記録。

このページだけで完結するよう、経過を最下部に追記していきます。
2024/4/9 追記

江口式絶対音感プログラムとは、超簡単にいうと「和音に色をつけて覚える」という練習を毎日行い、絶対音感を身につけるものです。

もっとわかりやすくまとめたいけど…『新・絶対音感プログラム 江口寿子・江口彩子』を読むのがいちばん。絶対音感とは何か、プログラムの詳しいやり方まで、すべてが書かれています。
江口式絶対音感プログラム


■我が家のおけいこの進め方

・練習方法は、私が本を読み独学。

・スタート時、5歳2ヶ月、ピアノ歴8ヶ月


・練習回数は平日3〜4回。休日は4〜5回。

・メソッドの忠実度は低い。いいかげん。やんちゃ坊主二人に1日4回、完全集中とかムリ。食事中に「音だけ聴いててね。ジャーン!黄色だよ」とかやってる。やらないよりマシ精神。

・ピアノ教室を変更。江口式絶対音感を取り入れている先生のもとへ。


■スタート、赤(2022/1/14)
メルカリで手作りのハタを購入。子供も興味津々。


■赤・黄(2022/1/20)
赤を7日間で完了とし、黄へ。
年齢的にそんな余裕ないし、赤・黄なら大丈夫でしょ。


■赤・黄・青(2022/1/31)
黄を12日間で完了とし、青へ。
集中してないと1回くらい間違える。まぁ順調。

『あなたが教える絶対音感Q&A』に「朝は金、昼は銀、夜は銅」と朝の重要性が書かれていたので、朝がんばる!

平日の朝は長男登校、次男幼稚園送迎でバタバタ。体温を測ってるあいだにおけいこ。朝食中におけいこ。やらないよりマシ。


■赤・黄・青・黒(2022/2/10)
青を10日間で完了とし、黒へ。
怖いくらい順調。

私が「ハタやろ〜」と呼んでも来ない。いつやる?と聞いても「あとで」。

だから、ちょっとでもやる気になってくれたら、寝っ転がったままでもいいからやっちゃう。やらないよりマシ。

次男はもともと移調が好きで、勝手に弾きたがる。ピアノの楽譜にある「メリーさんのひつじ」が移調だらけで、弾きたいと泣く。やらないでねと言い聞かせるも、すねて大変。


■赤・黄・青・黒・緑(2022/2/23)
黒を13日間で完了とし、緑へ。

初めての混乱!
・黒を青と言う。
・1回緑を聴くと、その後の黄を緑と言う。

1週間ほどで混乱収まる。


■赤・黄・青・黒・緑・オレンジ(2022/3/9)
緑を14日間で完了とし、オレンジへ。

「赤とオレンジが似てる」と言う。赤(ドミソ)、オレンジ(ミソド)の同一和音だから、絶対音感を約束するやつじゃない!?ヒョー!

ときどき緑を黄と間違える。

長男が中間反抗期で、ハタのおけいこもふざけたり雑だったり癇癪起こしたりで、私が感情的に怒ることが増える。それを見てるからか、次男が夫に「ハタやりたくない」と相談したらしい。ショック…

やらされる感を減らすため、ポイント制に。手作りのポイントカードを見た瞬間、やる気マンマンの子供たち。ほっ…


■赤・黄・青・黒・緑・オレンジ・紫(2022/3/17)
スタートから約2ヶ月で7色は早すぎるけど、「聴けてる感」がすごいので進んじゃう。オレンジを8日間で完了とし、紫へ。

黄(ドファラ)と紫(ファラド)の区別がつかない。『絶対音感を約束する』第1のミスだ!やった!

黒(ラドファ)と紫(ファラド)も混同。

黄(ドファラ)が混乱。緑、赤、紫と言う。

黄(ドファラ)、黒(ラドファ)、紫(ファラド)をグルーピング練習。1週間ほどでミス解消。


■赤・黄・青・黒・緑・オレンジ・紫・ピンク(2022/3/31)
紫を14日間で完了とし、ピンクへ。

ピンクを紫と言う。

黄と緑を混同。

次男「幼稚園にいるときに、好きな色の音を思い出して頭の中で聞いてるの。赤、ジャーン♪って」

え?なにそれすごい!


■赤・黄・青・黒・緑・オレンジ・紫・ピンク・茶(2022/4/11)
ピンクを11日間で完了とし、茶へ。白鍵の和音9色ラスト!

とても順調。「あ〜、この子はもう音が頭に入ってるな」と感じる。


■白鍵の音名へ(2022/4/27)
和音を聴いて、色だけでなく「赤ドミソ」「緑レソシ」など音名も言う練習。

音を聞いてから「ドミソ」の字を読んで言う、のがやりづらそう。まずはピアノなしで、色と音名をセットで覚えることにした。朝の登園中にお話しながら…

私「赤」
子「ドミソ」
私「ピンク」
子「?」
私「ソシレ」
子「ソシレ!」

これで9色の音名を3日で覚えた。子供ってすごいなー。

白鍵の絶対音感はほぼついてきてるので、油断しておけいこの頻度が下がる。1日2回とか。


■白鍵の音名を単音に分化(2022/5/24)

和音を聴いて、色→音名→単音(一番上または真ん中の音)を答える練習

ピアノ「赤(ドミソ)」
子「赤ドミソ」
ピアノ「ソ〜」
子「ソ」

ピアノ「ピンク(ソシレ)」
子「ピンクソシレ」
ピアノ「シ〜」
子「シ」


5/27 間違いなしで答えられるようになった。単音も聞き分けられる。


■白鍵の絶対音感 獲得!(2022/5/28)

ピアノの先生に単音テストをしてもらい、合格!


■黒鍵 水色エスソベー(2022/09/26)
久々のブログ更新…
白鍵の絶対音感がついてから安心してしまって、記録ノートもやめてしまった。

いま、黒鍵の最後、水色エスソベー。

黒鍵になってからは、多少間違えても次の色に行っちゃう。1色を3週間くらい。だから4ヶ月で水色まで来たけれど、黄緑ラチスミや藤色ミギスシもまちがえたり。


■黒鍵 はじめからやりなおし(2022/9月末)

黒鍵が大混乱。
たしかに急ぎすぎたか…反省。

長男(9歳)のおけいこを辞めたことで、次男のやる気がなくなってしまったのも大きな理由。
「ハタやろ〜」と誘うと毎回いやがる。

そこで、白鍵のときにやっていたポイントカードを再開!それでもあんまり乗り気じゃないけど…

おけいこは1日1〜3回。

いやがるときは、「聴くだけでいいよ、音を脳みそに染み込ませて」と、私が弾いて色を言う。そのうち次男も一緒に言い出す。

あとは
「黄緑ラチスミが3時をお知らせします。ジャーン♪黄緑ラチスミ〜♪」と数回弾く。


■黒鍵 (2022/11/3)
再度、水色まで来た。ふぅ。
白鍵の頃を思い出して、黒鍵1回目よりは丁寧にやってきた。

まだ、黄緑ラチスミと灰色ベーレファをまちがえるときがある。

水色エスソベーをはじめて1週間、なかなか(音が頭に)入らない。水色を弾いても、次男は「?」

忙しくて1日1回しかできないときもよくある。

夕方のピアノ教室で「あ!今日はまだやってない」と私がうなだれると、先生が「いいよ〜、きらくにやろうよ」と言ってくださってほっとした。

先生は、このおけいこで挫折した人や、親子関係が悪くなった人を何人も見てきてるから。

焦らずこつこつやろう。

 

 

■黒鍵 (2022/11/29)

まだ水色をクリアできない。

というか、肌色、藤色、水色が区別つかず間違えることが多い。

さっき肌色を弾いたのに、藤色と言われるとイラっとしてしまう。

 

ただ、黄緑と灰色はやっとやっと定着してきた感じ。

 

年内は無理だな。

 

あきらめずにがんばる。

 

 

黒鍵 (2023/4/18)

まだやってます・・・

次男は小学生になった。

まだ、水色、肌色、藤色をまちがえる。

黒鍵を始めてからそろそろ1年経つ。黒鍵がこんなに難しいとは・・・

 

がんばりましょう。

 

■黒鍵 (2023/5)

まだ、水色、肌色、藤色をまちがえる。

もう6歳半になってしまった。臨界期に入ってるのか…不安と焦りでイライラする。

小学生になってから時間がなかなか取れず、1日2回できればいいほう。

 

ピアノの先生の指導で、単音の聞き分けもしてる。

 

ピアノ「(水色エスソベーの和音)」

子「水色エスソベー」

ピアノ「(べー)」

子「べー」

 

ピアノ「(黄緑ラチスミの和音)」

子「黄緑ラチスミ」

ピアノ「(チス)」

子「チース」

 

と、和音のあとに黒鍵単音を弾くと答えられる。

とつぜん黒鍵単音を弾くと、ぜんぜんわからない。ということは、比べて聴いちゃってるってことかな…

 

《番外:ゲームの音を聴いたあとは、おけいこの音がわからなくなる現象》

下校後、お友達の家に遊びに行って、帰ってからおけいこをすると、黒鍵どころか白鍵もぜんぜんわからない時がある。今までこんなめちゃくちゃになることはなかったから、びっくり。

 

こういうめちゃくちゃな日に、お友達と何をして遊んだのか聞くと、ゲームや、ゲーム実況のYou Tube。

 

次男にはまだゲームをさせてないし、うちでゲームの音がすることはない。うちは、そういう意味ではかなり静かな環境。(子供が騒いだり、私が怒鳴ったりする声はあるけど)

 

うん、関係ある気がするなー。

私はゲームのピコピコ音がすごく苦手だし。やすらぐ音じゃない。

 

 

■黒鍵 入ったか!?(2023/6/14)

1日1〜2回だったのを、1日3〜4回にどうにか増やした。水色、肌色、藤色を区別できてる!ついに入ったか!?(脳に)

 

ただ、黒鍵を単音で弾くと、わかってない。べーだけは正解するかな。

 

6歳7ヶ月。

黒鍵を始めたのが、去年の5月末だから、1年経った。

まだがんばる!

 

 

 ■黒鍵の和音すべて入る(2023/10/6)

7歳目前にして、黒鍵の和音が入った!

あ、脳に、耳に、「入った」ってことです。

正解率ほぼ100%。ふぅ…

 

そして数ヶ月前から、ピアノの先生の指導で、黒鍵の単音もやってる。これもずっと全然ダメ(不正解)だったけど、最近は当たるようになってきた。

チス、フィス、ギス、べー は正解率高し。

エスがなかなか入らない。

 

もう少しってかんじ。

まだがんばる!

 

 

 ■絶対音感、うっすら、なんとなく(2024/4/9)

7歳5ヶ月。小2になりました。

7歳前に黒鍵の和音が9割正解するくらいになって、ほっとして、私の情熱も薄れ、このくらいでいいかなという感じ。おけいこは1日1回やればいいほう。黒鍵の和音と、白鍵の和音をすべて1回ずつ。

(緑レソシと黄ドファラが混同しやすい)


週1回のピアノ教室で、黒鍵の単音もやってるんだけど、正解率8割くらい。オクターブが変わると、かなりわからなくなる。もう7歳だし、高低差で聞いちゃってるのかも。

 

私も、ピアノの先生も、こんなもんかなーという感じ。なんとなく、絶対音感ついた。

「なんとなく」じゃ「絶対音感」じゃないじゃん、とつっこまれそうだけど。

まぁいいよ。そのくらいの気持ちじゃないとここまでは続かなかった。親が「絶対に!絶対音感を!キエー!!!」ってなってたら子どもがかわいそう。ピアノ嫌いになる。(ピアノの先生はそういう親子をたくさん見てきたらしい)

2022年1月から始めて、約2年。私も次男もよくがんばったよ。

 

 

 ■で、絶対音感が(なんとなく)身についてどうなの?(2024/4/9)

私の目的は、子どもが音楽を楽しめるようになること。絶対音感を身につけることでピアノや楽器が楽しく演奏できること。

 

いまの次男の様子は・・・

 

・ピアノの練習は積極的ではないわりに、上達が速いように思う。暗譜も早い。(ただ、先生のお手本を耳でおぼえるので楽譜を見て練習しないのが気になる。低学年はしょうがないのかな?)

 

・耳コピでいろいろ弾いて遊ぶ。

 

・勝手に調を変えて弾いて遊ぶ。

 

・ピアノはまだ「習わされてる」感だけど、ピアノを弾きはじめると楽しいみたいでいろいろやって遊ぶことが多い。

 

いいじゃんいいじゃん。これでピアノの技術がつけば、もっとピアノを楽しむことができるよね。

は~、よかった。絶対音感のおけいこ、大変だったけど、絶対に、やってよかった!

 

みなさんもがんばってください。ほどほどに。

 

話は変わるけど、子どもにピアノを続けさせるのって本当に大変。

長男(小5)は毎日「やりたくない」で、こっちもうんざりする。

でも、私は絶対に続けさせる。数年前にこの文章↓を読んで心に決めた。

とても素晴らしいことが書いてあるので、みんなにも共有します。ぜひ読んでください。

 

 

 

(おしまい)