バイクは一見するとシートに「ドサッ」と座り、悠々ライディングしているイメージがあると思います。特にツーリングは風を切って颯爽と走るイメージがあるでしょう。

 

しかし、バイクのライディングは他のスポーツと変わらないぐらい全身を使う運動をしているとも言えます。

 

そこで、今回はバイクのライディングについてご紹介します。

 

ライディングも野球やサッカーと同じスポーツの一種

バイクのライディングは全身を使います。

 

例えば下半身でバイクのタンクやステップをホールドし荷重をかけたり、力を入れたりします。

 

また、上半身はブレーキング時や加速でハンドルをしっかり捕まなければいけません。特にハンドルを握るためにはある程度の握力も必要となります。

 

上半身と下半身をは背筋や体感で支えていますので、全体的にある程度の筋力が必要になります。

 

そう考えると、やはり全身運動と変わりありませんので、峠やサーキットなどコーナーが続くライディングは野球やサッカーなどといった他のスポーツとも変わらないくらい全身を使っています。

 

常に身体が風に晒されているため体力も必要

バイクで走行すると走行風をもろに受けます。走行風を長時間受けていると身体が冷え切ってしまい、体力があっという間に消耗してしまいます。

 

そのため、ジャケットなどの服装はしっかり防寒対策されたものが必要です。

 

また、サーキット走行や高速道路の走行をすると、頭に受ける走行風も大きくなり、首の疲労も大きくなります。

 

身体だけでなく脳もフル回転する

バイクをライディングすると目まぐるしく変わる景色の情報を目や耳で捉えたり、バイクの動きを身体のセンサーが感じるため、バイクに乗っているときは予想以上に脳もフル回転しています。

 

特に、高速走行した後に眠気に襲われることはありませんか?実はこのとき脳が疲れているため、睡魔に襲われることがあります。

 

余談ですが、雨のサーキット走行は特に神経を使うため、走行直後にも関わらず激しい睡魔に襲われることがあります。それくらい集中している証拠とも言えるでしょう。

 

バランスの乗り物であるバイクは繊細な人間の感覚が必要

バイクはタイヤが2本しかついていない乗り物で、当然乗り手である人間がバランスを取らないと自立して走ることすらできません。そのため、バイクに乗るには繊細な人間の感覚が必要となります。

 

また、ライディングテクニックは決して力ではなく、適切な力のかけ方とタイミング、バランス感覚が必要となります。

 

これらの能力はもちろんトレーニングすれば何歳からでも上達するため、バイクは年齢に関係なく練習すれば必ず上手くなる乗り物とも言えるでしょう。

 

さらに、全身を使ってバイクを操るライディングは機械の能力を最大限に引き出す人間の能力が試されるスポーツとも言えます。

 

それこそがバイクの醍醐味であり、ライディングテクニックの奥深さではないでしょうか?