バイクの競技といっても、走る場所や使用するバイクによって様々な種類があります。
バイクの競技となると、バイクの本来のポテンシャルを最大限に引き出すため、見るものを魅了します。そこで、バイクの競技はどのようなものがあるのかをご紹介します。
アスファルトを使った競技
バイクの競技の中で最も有名なのが、サーキットなど舗装された路面で作られたコースで競う「ロードレース」ではないでしょうか?
全身革ツナギで身を守り、そのスピード感やマフラーの排気音などの非日常の世界は、初めてロードレースを観戦する人はその臨場感に圧倒されるでしょう。
また、ロードレースには短距離の「スプリントレース」と「耐久レース」があります。
スプリントレースは、決められた周回数をいち早く周回した人が優勝者となります。世界選手権MOTO GPもスプリントレースとなりますね。
一方耐久レースは規定時間内にどれだけ周回したかを決めるレースとなります。「ハチタイ」で有名な鈴鹿8時間耐久ロードレースが有名でしょう。
土の上を走る競技
土の上を走る競技の代表として「モトクロス」があります。ロードレースと違い、傾斜やわだちなどを駆け抜け、時に大きくジャンプすることもあります。
そのため、タイヤの表面はブロックの形状となり、大きなジャンプにも耐えられるようにサスペンションも長いものが取り付けられています。
また、山の中の林道を駆け抜ける「エンデューロ」という競技も存在します。この競技ももちろん順位が付きますが、こちらは速さを競う競技というより、完走を目的とする競技でもあります。
さらに学校のグラウンドのようなフラットな土の上をオーバルに回る「ダートトラック(フラットトラック)」という競技も存在します。
ロードレースとモトクロスを掛け合わせたスーパーモト
モトクロスとロードレースを掛け合わせた「スーパーモト」と言う競技も存在します。
舗装されたコースの途中に土のセクションを設け、モトクロスとロードレース両方のテクニックが求められます。使用するバイクはオフロード車にロードタイヤを装着したバイクとなります。
障害物を超えるトライアル
自然の地形や人口の障害物で作られたセクションをいかに足をつかずにクリアするかを競う「トライアル」もあります。
スピードを競う競技ではなく、バイクと人間の人馬一体となった芸術的なテクニックを見ることができるでしょう。
常にバイクの上に立って乗るため、シートが無く、コンパクトでスリムなバイクが飛んだり跳ねたりする光景は一度見ると感動すること間違いなしです。
バイク競技はやってみるのも良し!観戦するのも良し!
バイク最大の魅力は、身体を使ってバイクと一体になることでしょう。
また、今回ご紹介した競技は初心者向けのイベントを用意しているところも存在するため、競技をやってみたい人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
競技を観戦するのもバイクを楽しむ醍醐味であるため、近所で競技やレースがあれば一度観戦に行くことをおすすめします。