シーズンオフになるとこの画像の光景をよく見る。
NSF100のエンジンフルオーバーホールである。
ピットに持って来られるのは、いわゆる「標準以上の大人体格をしたおっさん」である。
このマシンのワンメイクレース。「NSF HRC トロフィー」
レギュレーションではエンジンはノーマルしかダメなのである。
しかし、レース会場はミニバイクコースもあるが、立派な国際レーシングコースでも開催される。
長いストレート、長い緩やかな登りなどトルクが必要なコース。
「おっさん」は苦手である。
そして遅い。
しかし「おっさん」は悪くない。
ちびっ子(子供)の体重が軽すぎて・・・
こんなの「パワーウエイトレシオ」の差なんて言うわけないんだけれど。
あきらかに、長いストレート、緩やかな登りでビュー!って抜かれる。
人車合計のウエイトが違いすぎるのだ。
しかしエンジンに細工なんてできない。
エンジン、車体の摺動抵抗の軽減で、些細な抵抗をするために「おっさん」は訪れる。
だから新ちゃん(メカニック)はいつも愛情込めて組んでいます。