村上龍 映画小説集 | パウダーキャットのブログ

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村上龍 映画小説集

村上龍のほぼ半自伝といえる内容
「69」と「限りなく透明近いブルー」の間の事柄あり、
「限りなく~」での補足とも思える(主人公の名前は3作とも違う)

題名どおり各章に映画のタイトルがあるのだが、
同年代でないためほとんどの映画は観たことも聞いたこともないものばかり
観たことがあったのは「ブルー・ベルベット」「地獄に堕ちた勇者ども」「大脱走」のみ
でも別に知らなくてもこの小説は読める

1話で区切っているせいか毎回同じような説明が文頭入るのがちょっと鼻につくが
それ以外はすんなり「あの頃」に入れるところが村上龍のいいところ

希望も目的もない青年の上京堕落小説と言ってしまえば身も蓋もないが
若者独特の楽観な未来予想、閉塞感、無気力、現代にも通じる将来悲観
行き場もなく、それに抗うことも出来ない欲望(薬や性欲だったり、嫉妬も含め)

どこかしらに自分に通ずる内容がきっとあるはず
自分はサクライに共感