この週末は南岸低気圧の影響で関東中心に大雪警報の大荒れになりそうですね!
みなさん山に行かれる際、お帰りの予定はあらかじめ時間に余裕を持って行動することをオススメします。
Powder Base代表 湯気こと髙橋です。
先週末からの気温上昇に山での雨、そして急激な寒気の流入で一気に気温が下がり降雪とめまぐるしい天候が続きました。
あまりにもコンディションが悪いので山には入らずゲレンデパウダーを楽しむ日々でした。
暴風雪の中、数十年ぶりに斑尾高原でぶっ通しで滑っていたらバラクラバごと凍っていました。
そして昨日、天気も曇りベースで日差しも少し出そうだったのでフィールドチェックの為、TEST BCに行っていました。
もちろん毎度お付き合いしていただくガイド仲間のブッチさんとコンビ組んで行きました。
早朝の車内では行動予定を話しながら移動し、共通の認識としてTESTピットを途中で掘って顕著な反応があった場合、即撤退を躊躇わない事でした。
スタートは0715AMいつも通り大橋の駐車場を出発して取付きの登山道分岐までアップがてらのんびり歩きます。
太陽が顔を出し、時より青空も見えて予想より天候は良さそうでした。
今回、狙っていたのは黒姫山の外輪山の内側にある小黒姫、別名 御巣鷹山!
ちなみにあの日航機が墜落した御巣鷹山とは別の山です。
この写真は前回のトレーニングBCの時に撮影した御巣鷹山の南東斜面の様子です。
今回はこの斜面を落とす予定でした。
標高は2046M、外輪山の中にそびえ立っているので見た目はプリンに似ていると自分では思ってしまうんです。
今回の行動予定の中にハイクアップ中、1485M地点での約25°の南東斜面のTESTピットを掘り標高差はありますが斜面内部の積雪構造を調べる事にしていました。
登り始めて約1時間でポイントに到着!
早速TESTピットを掘り始めます。
今回は先週末の雨と気温上昇によるクラスト面と凄まじい寒気と風と共に降った雪の観察に注目しました。
すでに掘り始めている間にもクラスト面の上に積もった新雪部分が風でスラブ化(板状化)してスコップを入れる度に破断が起こり落ちて行く最悪の状態でした。
TESTピットなので約1Mの深さまで掘り続け積雪構造を観察しました。
想像通り分かり易い位のクラストの層がありその上に新雪がスラブ化して乗っているのがわかります。
タップテストでは25cm下にあるクラスト面で簡単に新雪部分が滑り落ち非常に不安定な反応がでました。
滑り面をルーペで確認するとこしもざらめという再結晶化した弱層が確認できました。
そしてその下約1Mの部分でもタップテストでは反応は出ませんでしたがクラスト面があり容易に雪柱が倒れ調べるとそこにも弱層がありました。
この深さからすると1月初旬に緩んだ面で持続性の弱層と考えられます。
ある程度の斜度と地形が重なると大きな雪崩を引き起こしかねない弱層なので今後も雪崩地形と斜度に注意しての行動が必要になっていきます。
ここまで顕著な反応が出ると撤退の決定は二人共に躊躇無しでした。
が、下山前のブッチさん…
心なしか肩が落ちているのが気になります。
尾根上のルートを慎重に下山です。
何気に青空が見えていたのですが下山後、急速に雪雲が出てきて小雪が舞い始めました。
駐車場まで戻ってきて落胆する私ですww
来週までにもう少し状態が良くなってくれる事を祈るばかりです。
今週末、寒気が入り積雪も増えて見た目のコンディションは良さそうですが弱層がフィールドには発達している可能性があります。
BCに入る方は地形と斜度に留意して安全第一で行動してください。
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