友だちと女子旅で京都へ。
京都の西北にある高尾、栂ノ尾、槇ノ尾の三尾の1つ、高尾にある神護寺。
雑誌「和楽」の4,5月号で文芸評論家の山下裕二さんが、「神護寺の薬師如来に怒られてきて下さい」
という文を読み、怒られてみたいと思った。
まずは、350段の急な石段を登り楼門の前に立つ。
この石段を登りきると怒りを忘れる。
楼門をくぐり、金堂に向かう。

金堂に安置されている薬師如来立像。

黒くて強面。
平安初期の仏像は大陸の影響を受け、ガタイがいい。
1,200年前の仏像を目にする事ができて光栄だったのとやはり、ちょっと怖くて怒られているような気持ちになる。
一神護寺の現本尊である薬師如来立像は、元来は神願寺の本尊として8世紀末に造られたと考えられている。 神願寺創建には、奈良時代末の僧・道鏡が皇位を狙った際、和気清麻呂が宇佐(大分)八幡神の神託を得て道鏡を退けることができたので、八幡神の神願をかなえるために建立したという経緯がある一
平安京の造営にも関わったという和気清麻呂。スーパー官僚のような人がいたんだね。
道鏡に暗殺されそうになり、宇佐八幡のイノシシに助けられたという逸話も聞いたことがある。
その当時は大変だったんだろうな。
今の時代もどこか似ている気がする。
でも和気清麻呂と違うのは、今の日本人は日本人としての誇りを持っていないような気がする。
薬師如来さんに怒られて、私も子孫に日本人としての誇りを残してあげたい、と思った。

