じみぃべいつです。

 

 ワールドカップの熱戦が繰り広げられているので、TVはそれ一色の様子がみられます。

 そうなると心配なのが我が国の自維政権で、やっぱりこの裏でこっそりととんでもない法案をしれっと衆議院で通過させようとしています。

 

 平たく言えば自民党の悲願である憲法の改正(改悪?)のための下地作りの為で、今のザル法ともいえる公職選挙法と同様に簡素化してしまおうというのです。

 つまり私たちある程度の年齢の方々が学校の授業で習った、「国民の半数以上」というところを「投票者者の半数以上」という風に、です。

 投票率が40%だとすると有権者が先の衆議院選挙で約1億350万人とのことですので、約4140万人のうち約2071万人が改憲に賛成票を投じれば、憲法改正が達成されてしまうのです!

 先の国勢調査での日本の人口が約1億2305万人ですから、現在の基準では最低約6153万人の賛成票が必要だとすると、その違いがはっきりと分かると思います。

 私も現日本国憲法が未来永劫不変である!という思想はもってはいませんが、現在の憲法すらしれっと平気な顔で違反を繰り返す自維政権下での憲法改正には反対です!

 なぜなら自民党改正案では「基本的人権」がなくなり、「表現の自由」も制限され、「緊急事態条項」では発令されれば財産の没収や預貯金の一方的な凍結も政府の名においていともたやすく行われるのです。

(「mimi@medical tranlator」さんのX(旧Twitter)の画像をお借りしました)

 

 しかも国会議員は任期の延長があり、選挙も行われなくなりその地位が未来永劫続くことも可能になるにもかかわらず、です!

 憲法改正と言えば第9条で、自衛隊を憲法に記載し完全に合法化するということで改憲に賛成の方も多いかとは思いますが、抱き合わせでこういう面もあるということを皆様の頭の片隅に入れていて欲しいです。

 

 さて今回もまた「まき『逃げて参ります』MV制作者 / @oyamada_maki」さんの風刺画をご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 気を取り直して、ワールドカップでの熱戦の興奮に勝るとも劣らない「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で6月15日に更新されていた「第205席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では5月18日発売の「25号」に掲載されていたものです。

 約1ヶ月の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 阿良川一生師匠はモニター越しにこう思うのです。

 

 

『阿良川あかね、お前にとって死とは何だ—』

 

 

 

 

 

 死神の高座もいよいよクライマックスに差しかかります。

 

 

「今にも消え入りそうなのが俺の蝋燭、俺の寿命ォ…?」

 

 

まだまだ自分の寿命があると死神が言ったじゃねぇかと慌てふためく男に、死神は枕元の死神に手ェ出した時病人とお前の寿命は入れ替わったと突っぱねます。

 

 

「千両と引き替えにお前は寿命を売ったんだ」

 

 

一遍入れ替わった寿命は二度と戻らねぇと言われた男は、鼻水が垂れ悪寒がしてくるのです。

 

 

「もう直…死ぬよ」

 

 

 

 

 「いえ、死んでません」

 

 

森木能舞台というところで般若の面を見ていたあかねに、椿家正明師匠は言うのです。

 

 

嫉妬や恨みで鬼と化した女性の生き霊を現したものです、と。

 

 

「1人を呪い殺さんとする程の激情、落語家も怪談話で覚えがあるでしょう」

 

 

正明師匠の言葉に、前座修業時代にみた阿良川魁生兄さんの高座を思い出すのです。

 

 

その怖さはよく知っていると思うあかねでしたが、同じように阿良川志ぐま師匠が倒れた時の事を思い出したのです。

 

 

呆気に取られる程唐突で、感情はまるで現実に追いつけやしない—

 

 

『渇いている』

 

 

幼いころの正明師匠に志ぐま師匠が言ったことと重ね合わせるのです。

 

 

こっちには見向きもしないで、淡々と粛々と

 

 

事実として死を確定させにくる

 

 

 

 

 そして男が手にした蝋燭に火を移せば助かり、消えれば死ぬと急かす死神。

 

 

焦る男は手が震えてなかなか上手くいかないのですが、死神はあざ笑うかのように早く早く死ぬぞっと囃し立てるのです。

 

 

そんな苦労のかいあって男は見事手にした蝋燭に火を移すことに成功するのです。

 

 

そのため気がふれたかのように点いた点いたと大笑いする男、悪寒がするのなんてただの鼻っ風邪だと強がってみせるのです。

 

 

すると男はくしゃみをしてしまい、手にした蝋燭の火を—

 

 

『死は誰しも平等に訪れる』

 

 

—消してしまうのです。

 

 

 

 あかねは本当に死は平等なのか?疑問に思うのです。

 

 

やさしい人が苦しむ傍らで嫌味な人が人生を謳歌してる

 

 

因果応報なんか嘘っぱち、理不尽は我が物顔で罷り通る

 

 

受け入れるなんて無理だと、病に倒れ声を失うかもしれない、噺家としての再起も不可能に近い状態の志ぐま師匠の今を想うのです。

 

 

答えなんかないと分かっていても、なんで師匠なのか?師匠じゃなきゃいけなかったのか?

 

 

整理するにも理由が要って、だから敢えてこの条理に理由をつけるなら

 

 

『死は気まぐれ』

 

 

赴くままに

 

 

ただ…

 

 

『奪うだけ』

 

 

阿良川あかね 十八番 死神

 

 

 

 

 

 前回の阿良川一生師匠のラストの台詞からこの回は始まります。

 

 阿良川あかねの高座「死神」のクライマックスにかかる緊張感を伝えるには申し分ない幕開けと言えるでしょう!

 

 男の慌てふためく様と死神の冷たく突き放す冷酷さの対比が、あかねが見事に演じていると読者に伝わるのは十分な演出となっております。

 

 

 そして死神の「もう直…死ぬよ」という台詞と、「いえ、死んでません」という椿家正明師匠が般若の面を解説する台詞が見事な対比となっているのも、見事だと唸らせていただきました。

 

 

 般若の面からあかねが思い浮かべたのは、自分の成長を感じながらも阿良川魁生兄さんとの差をまざまざと見せつけられた、弥栄亭での「新景累ヶ淵 豊志賀の死」の高座だったのです。

(第6巻 第53席 「おもしろい報せ」より)

 

 そんな恐怖と親愛なる阿良川志ぐま師匠が脳梗塞で自宅で倒れたことを思い出したあかねは、かつて幼き正明師匠に志ぐま師匠が言った「渇いている」という言葉の真意を重ね合わせる演出は見事でした!

 

 …私事ですが昨年要介護だった父の痰とりを私がしていると、父がいつのまにか息をひきとっていたという経験があります。

 

 身体が弱っていたからいずれそういう時が来るとは思ってはいましたが、あまりにも急であっけなかったので、あかねの気持ちが少しは分かるつもりです。

 

 そして高座の幕切れとあかねの“死”に対する葛藤との対比も見事としか言いようがありません。

 

 大事な人に対する想いと世の不条理、よく言われる死は平等という言葉に対する疑問、それらを高座に上手く絡めて、「死神」は噺家阿良川あかねの十八番となったのでしょう!

 

 見事なあかねの高座の幕切れと、それに対する観客の感想と魁生兄さんの反撃と、この続きが本っ当に気になる終わり方でした!

 

 正に天晴れ!です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Dokken Kiss Of Death

 

 Don Dokkenと George  Lynchが火花を散らし、LAメタルシーンで活躍しました。

 ’78年に Van Halenが鮮烈なデビューをしましたが、逆にそれがLAのシーンを”お先真っ暗の状態”にさせました。

 故Kevin DuBrowや Blackie Lawlessなどの、当時の『LAの顔』たちですらレーベルから門前払いを食らいました。

 当時 Donは西ドイツに活路を求め、 Michael Wagnerとのレコーディングにこぎつけます。

 その時レコーディングした曲を集めて’82年にやっとリリースできたのが、Dokkenの1stアルバム「Breaking The Chains」です。

 Georgeの”カミソリ”と呼ばれた切れ味鋭いギタープレイと、 Donの繊細な声質のボーカルが素晴らしいコンビネーションだと個人的には思うのですが、当事者の思惑は違っておりました。

 『力強いボーカル』を求めた Georgeと、『あくまでも楽曲ありきのギタープレイ』を求めた Donは絶えず衝突しており、当時のインタビュー記事は互いの悪口言いあっておりました。

 バンドは2ndアルバム「Tooth  And  Nail」でLAの代表格の一角に名乗りをあげ、3rdアルバム「Under  Lock  and  Key」もプラチナムディスクとなり、バンドの存在感も徐々に増していきました。

 しかし4thアルバム「Back For The Attack」の頃になると、デビュー当時から仲の悪いと評判だった Don と Georgeの仲は”もはや修復不能”の域まで達していたそうです。

 そのためこのアルバムは Donと Georgeサイドに別れて曲作りを行ったそうです。(もちろんクレジットは4人名義の曲もあるにはありますが…)

 こうして出来上がったこのアルバムは素晴らしいまでの緊張感を持った出来栄えで、発売後わずか2週間で「ダブルプラチナム」の売り上げを記録しました。(最高位は全米13位でした)

 そしてそのアルバムの頭を飾るのがこの曲で、当時不治の病といわれ恐れられたAIDSをモチーフにした歌詞だそうです。

 彼らはその後の飛躍が期待されたのですが、 ’88年を最後にその歴史に(一度)終止符を打つのです。

 

 

 

 

 

 阿良川一生師匠が桜咲朱音に芸に対する信念を語る第4巻です。

 

 

 阿良川魁生兄さんが、あかねに現在の力量の差を見せつけた第6巻です。

 

 

 あかねが阿良川一生師匠付けになった第16巻です。

 

 

 最新第22巻はいよいよ一生會に向かうあかねが見れます!

 

 

 Dokkenの凄まじいまでのバンドの緊張感が詰まった4thアルバムです。

 

 

 テンションマックスの臨場感!バンドのピークを記録したLIVEアルバムです。