お題メーカーで小説

 

実は、私がブログをはじめようと思ったきっかけは文章作りに慣れる為です。

特に何か(人に響く)物語を作れる人になりたいのです。

前回前々回自炊した料理について書いていて、我ながら複雑な心持になったので

もう少し物語性のある文章にチャレンジしようと思います。

 

第1回目の挑戦として、お題メーカーから連想小説(or詩)をやります!

今回はTwitterのお題メーカーから

 

「いつか君と供に、進んでいける未来があるとすれば」

を書いていきたいと思います。

 

「いつか君と供に、進んでいける未来があるとすれば」

 

14歳の夏。私は倒れた

口に出すのもおぞましいその病気に、私の未来はすべて奪われた。

あんなに元気に走り回っていた過去が嘘のように、

車椅子で白い檻の中に閉じ込められた。

 

両親は毎日のように来てくれたけど、私は彼らよりも気になる、大事な存在がいた。

「ピーちゃん…」

 

ピーちゃんはセキセイインコの雄で、私の小学校入学のプレゼントだった。

兄弟や友達のいない私は夢中になって、ピーちゃんの面倒を見た。

ピーちゃんの方も私を覚えてくれたのか、

学校から帰ると「おかえり」と甲高い声で鳴く。

他にも朝晩の挨拶、ピカチュウのマネや沢山変な言葉も覚えてくれた

最近では年を取ってきたからか、時々獣医さんのお世話になっている。

 

「ねえ、お父さん、お母さん。

ピーちゃんのこと、ちゃんと見ている?

もし私の見舞いでピーちゃんの世話を忘れてるなんて言ったら、

死んでも恨むからね」

 

毎日のように両親に告げた。

ペットカメラでピーちゃんの姿を見せてもらうが、心は休まらない。

心なしか以前よりおしゃべりが少ない。

ああ、あの空色の羽根を撫でたい。

指に乗せて頬を寄せたい。

嘴でいっぱいコツコツして欲しい。

それから、それから…

 

「どっちが先かな…」

外出の許可も出ず、

今日も画面の向こうをもどかしく眺めながら私はため息をついた。

 

「マホちゃん」

ふいに、ピーちゃんが私の名前を呼んだ。

「マホちゃん、マホちゃん、マホちゃん」

「何?」

「ミ…ライ」

「ミライ…未来!」

 

それは、私の教えたことのない言葉だった。

もう少し様子を見守ろうとしたところで、看護師さんに呼ばれてしまった。

検査の時間だった。

 

そのわずかな時間…ピーちゃんは天国へと旅立ってしまった。

ピーちゃんの死を知った当時はあまりの衝撃で記憶が曖昧だが、

ひたすらに泣いて泣いて毎日のように泣いていたように思う。

 

それから私は、何だかんだ…余命宣告を受けた今日まで生きている。

「未来。ピーちゃんがくれたの…?」

 

ピーちゃんの羽の色そっくりの空を見るたび、

そばにいてくれていると感じる。

君と供に進む未来はこの世では叶わないけれど。

 

いつか、君と天に飛べる日を、私はもう怖がらない。