今朝、突然裏口のベルが鳴った。
出てみると、マンションの管理人さんが大きなパンの袋を手に持って立っていて、
「ヌトゥレラ(nutrella(R):メーカーの名前)のパンです。」
と言いながら、
私に差し出してきた。

↑パン1斤!長さ30センチ近くある。
え?なに?ちょっとまって…
いきなりのことで意味が全く分からない。
彼のためにこのパンを買ってくださいということ?
それとも、これを恵まれない子供たちへの施しにしたいから、善意のお金を払ってくださいということ?
それとも、まさか、くれると?食べ物を…?
いろいろな解釈が頭をめぐり、手も出さず完全に固まってしまった私。
すると、管理人の彼がパンをさらに私の方にズイッと差し出し、
「あなたのです。受け取ってください。」
と言う。
まだよく理解できない私が
「えっと、誰からですか?」
と訊くと、さすがに、ちょっと面倒そうに
「メーカーからです。」
と答えた。
あ~、そういうこと。
食べて気に入ったら買ってくださいっていう、
メーカーさんのプロモーションなのね?
と、ようやくなんとか納得した気がした私の手には、すでにパンが持たされていて、
管理人さんは次の部屋へ向かうべく、クルリと向きを変えて歩いて行ってしまった。
そしてよく見ると、彼の後ろには、
他の部屋に配るための大量のパンを巨大なカートに山盛りにしたアシスタントの青年がいて、
私の警戒ぶりに苦笑のような笑みを見せながら、管理人さんと共に去っていった。
(あの、これ、メーカーさんのプロモーションなんですよね?
・・・と問い直すことは、できなかった。)
それにしても、ビニール袋に入ったパン1斤!
(製品が食べ物なだけに、個人的には抵抗が。)
製品を丸ごと1個ずつ各家庭に配ってしまう、ブラジル流のプロモーションのやり方には驚いてしまった。
(アンケート用紙も販売店リストもなにも付いていないけれど、いいのでしょうか…?)
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